冬は冷える…暖かい物が食べたい…
雪の降らない地方でも寒い…キャンプの夜は寒い…冬はもっと寒い…
そんな時は温かい料理に限る!
ということで、今回はアサリ缶を使ってイチから作る「クラムチャウダー」&そこからの「リメイクスープスパ」です。
温かい料理は、寒い日には五臓六腑に染み渡る…
・晩御飯を翌朝にリメイクして食したい方
・寒い時期に温まるメニューを探している方
クラムチャウダー&リメイクスープスパの作り方(レシピ)
材料
〇ベーコンブロック…200g程度
〇玉ねぎ…中2個くらい
〇ジャガイモ…中2個くらい
〇ニンジン…1.5本くらい
<材料B>
〇アサリ水煮缶…2個
〇小麦粉…40g
〇バター…40g
〇コンソメ…大さじ1と1/2
〇塩コショウ…適量
〇牛乳…1L
〇生クリーム…100ml
〇水…300ml
〇白ワイン…200ml
〇粉チーズ…大さじ4
〇ドライパセリ…お好みで
〇ドライバジル…お好みで
上記の量は5人家族(大人2人・子供3人)の我が家向けの分量ですが、めっちゃ多いです。キャンプでクラムチャウダーを主食に考えて、クラムチャウダーを食べた後にスープスパにリメイクする前提で大量に作っています。4人家族でクラムチャウダーからスープスパにリメイクしないのであれば、この半分くらいの分量でOKです。
〇黒コショウ…適量
〇粉チーズ…適量
〇ドライパセリ…お好みで
〇ドライバジル…お好みで
〇塩…お好みで
スープスパへの転用は、味をととのえる程度にしています。ぶっちゃけ、手を加えなくてもそのままクラムチャウダーに麺を突っ込んでも美味しいので(笑)。
ちょっと趣を変えて、チャチャッと出来るのが黒コショウ+粉チーズです。より濃いめのスープにするのであれば、コンソメやブイヨンを足しても美味しいと思いますし、試した事は有りませんがタラコも美味しいかも…。タラコカルボナーラ的な感じで♪
作り方
クラムチャウダー編
【工程:① 家で切っておくと楽】
<食材A>のブロックベーコン・玉ねぎ・ジャガイモ・ニンジンは1㎝角の角切りにしておきます。ベーコンだけ先に炒めるので、ベーコンと野菜は別の袋に入れて持って行きましょう。
【工程:② キャンプ場で調理開始】
今回はダッチオーブンで調理していますが、大きめの鍋等でも問題ありません。寒いキャンプの夜を想定して、炭火+トライポッド+ダッチオーブンで調理していますが、ガス火+鍋・ストーブ+鍋でも問題無く調理可能です。
ここからは<食材B>も使っていきます。
まず、軽く温めたダッチオーブンにバター40gを入れ、溶かします。同時にカットしておいたベーコンを入れ、焼き色を付けます。
ベーコンに焼き色が着いたら、カットしておいた玉ねぎ・ジャガイモ・ニンジンを加えます。
軽く野菜に火が通ったら(玉ねぎは透き通る程度・ジャガイモの表面が透き通る程度)、ダッチオーブンをいったん火から降ろします。
火から降ろしたら小麦粉をまぶしかけ、具材にしっかりと絡ませます。
小麦粉が具材と絡まったら再び火にかけ、水300ml・白ワイン200ml・アサリの水煮缶2缶を汁ごと加え、弱火で野菜が柔らかくなるまで蓋をして煮込みます。
野菜が柔らかくなったら牛乳を1L・生クリーム100ml・コンソメ大さじ1と1/2・粉チーズ大さじ4を加え、味見をしてから塩コショウで整えます。
ベーコンから塩分が出ているので、味見をした後に塩コショウで整えましょう。
お好みでドライパセリ・ドライバジルを散らして完成です。
スープスパ編
【工程:③ リメイク】
※リメイクスープスパでは、ダッチオーブン内のクラムチャウダーにスパゲティを突っ込んだ上、味をととのえます。クラムチャウダーの量が多く、翌朝も食べたい!という場合は、別途鍋に取り分けてください。
※晩にクラムチャウダー+ちょっと横でお肉なんかを焼いて晩酌。そして翌朝に余ったクラムチャウダーでスープスパにリメイクがおススメです。
スパゲティは別途、塩水で茹でます。
表示時間より1分早くゆで上げ、ダッチオーブン内のクラムチャウダーに突っ込みます。(クラムチャウダーが煮詰まっているようなら、ゆで汁で少し伸ばしてください。)
スパゲティをクラムチャウダーで仕上げの煮込みをすると同時に、黒コショウ・粉チーズで味をととのえます。
黒コショウ・粉チーズは強めでも美味しいですが、塩を加えるのはこれらを加えた後で味見をしてからにします。
塩気が足りないと感じたら塩を加えてください。(多分加えなくても美味しいと思います)
盛り付けた後にお好みでパセリやバジルを散らして、これでリメイクスープスパの完成です。
これは見栄え重視で後から粉チーズと黒コショウを足していますが…ダッチオーブン内で味をととのえる方が調理しやすいと思います。
今回使用しているキャンプ道具
ソト ステンレスダッチオーブン
10インチのダッチオーブンでも十分調理可能ですが、私は12インチのダッチオーブンを使用しているので、写真は12インチです。
ソトのダッチオーブンはステンレス製なので、晩にクラムチャウダーを作り、そのまま翌朝にスープスパにリメイクするまで入れたままにも出来るスグレモノです。
鋳鉄製だと錆びるので、入れっぱなしは無理ですが、ステンレスはなんでもアリです。金タワシ・洗剤・拭くだけ保管と…。使い勝手最強です♪(鋳鉄・黒皮鉄板にはステンレスには無い良い所も有りますがね♪楽をしたいならステンレス一択です)
キャンピングムーン トライポッド(4段折)
炭火でクラムチャウダーを調理したので、トライポッドを使用しました。トライポッドはダッチオーブン等を上から吊るして使うための道具です。
これが有ると、吊るす高さを調節するだけで火加減を変える事が出来るので、手軽に炭火・焚き火で火力調整がしたい時には非常に便利です。
ユニフレーム ファイアグリル
キャンピングムーンのトライポッド(4段折)にもちょうど良いサイズのBBQグリルです。ファイアグリルにはオプションでヘビーロストルが有り、それを使用するとトライポッドが無くてもダッチオーブンが使えるようになります。
火加減の調節はトライポッドの方が得意ですが、ヘビーロストルでも調理可能です。ヘビーロストルを使用する際は、弱火で煮込む工程が有るので、炭の熾し過ぎには注意してくださいね。
オプティマス NOVA
ホワイトガソリン・灯油・軽油等、色々な燃料が使えるマルチフューエルバーナーです。
寒い時期はガスタイプのバーナーは火力が落ち、中々お湯が沸かない事が多いので、NOVAに灯油を入れて調理しました。
プレヒートと言う作業が必要にはなりますが、寒い時期は頼りになります。慣れれば結構簡単ですが、手軽さではガスには敵いません。しかし、寒い日に安定した火力はガスには出来ません。
という事で、私は使い分けています。
ちなみにNOVAはボトルが別売りです。
本体の他に、自分の好きなサイズのボトルを購入する必要が有ります。
寒い日にガスバーナー等を使用する時は、「プロパン配合・ガス残量が多い事・風防を使用する事」に注意すると沸かす事が出来るかと思います。さらに言えば、バーナー自体が冬向けの、SOTO FUSION ST-330のような物である事が望ましいですが。
ただ、冬にクラムチャウダーを作るのであれば、ぶっきゃけ「タクード」が一番おススメです。暖房代わりにもなる石油コンロなので。暖房としてテント内を温め、その熱で調理できるタクードは冬キャンプの調理器具としてはかなり優秀です。
コッヘル(鍋)
スパゲティを茹でる為の物なので、ぶっちゃけ何でもいいです。小型の鍋しか無ければ、スパゲッティを折ってから入れればOKですし。でも、やっぱりスパゲッティはあの長さが美味しいので…ちょっと大きめのお鍋を家から持って行くか、大き目のコッヘルを使用するのがおススメです。
私の使用しているコッヘルは父親から譲り受けたもので、たぶんエバニューだと思うのですが、なにぶん何十年も前の代物ですから、よく分かりません…。でも、こういうアウトドア用の鍋が有ると、食材入れにも便利ですよ♪
それではまた!
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