キャンプのアクティビティの一つ、焚き火。
焚き火に必要なものといえば、薪。
その薪を細く割りたいな~…と思った時、キャンプの薪割りの用途では、バトニング用ナイフと手斧の2種類をよく見かけます。これ以外だと、鉈が有るくらいかな?
以前はナイフでバトニングしていましたが、今は小型の斧=手斧(ハンドアックス)を使用しているので、その使い方・使用感、あと手斧に必要な薪割台についてご紹介します。
・手斧の使い方を知りたい方
・ユニフレーム 燕三条乃斧の使い勝手を知りたい方
・薪割台をどれにしようか悩んでいる方
小型の斧「手斧=ハンドアックス」での薪割はとても楽だ
焚き火をする時に、薪を割る人は一定数います。
ぶっちゃけ、市販の薪は、そこそこ細いので割らずとも使える事が多いですが、割る人は一定数います。
なぜか?
薪を割るという遊びに夢中になっているから。
私は9割コレが理由ですが、コレだけではありません。
残りの1割は、腕くらいの太さの薪になると、なかなか燃え尽きないからです。
ある程度火力を維持して燃やそうと思うと、細い方が調節しやすい。逆に熾火にして調理するときは細くし過ぎるとスグ燃え尽きちゃいますけど…。燃え尽きやすいという事は、燃焼時間も読みやすい。
ただ焚き火を愛でて楽しむだけなら、ある程度、燃焼時間がコントロール出来る方が良いですよね。
そこで薪割りが必要になります。
で、薪割りに使うものといえば、ナイフでのバトニング!って、思いませんか?
良くメディアで目にするコレ。
私、コレ…ヘタクソなんです。ナイフの背を木で叩いても、なかなか進まなかったり、叩き方が悪いのか、ナイフが途中で斜めに向いて叩きにくくなったり。
それでも無理にガンガン叩いていたら…
ナイフが折れた…
心も折れた…
やっすいナイフやったけど…俺、バトニング無理なんだ…。ナイフでサクサク割っていくような奴には成れねぇんだ、俺は。
それが、わかった。
別の道を探そう…そして行き着いたのが「ハンドアックス」
ちっちゃい♪
アップしても、ちっちゃい♪
でも、こいつのすごさは一振りで分かった。
「あ、ナイフより使いやすい」
とはいえ、小型の斧であるが故、写真の薪ぐらいが限界かな。
写真の薪のサイズでも、節がある場合は、割り進むことが出来ない事も有ります。堅い木なら、なおさら。
でも、これをバトニングナイフでやっても、俺の腕だと絶対無理。斧だから、ここまで出来た。自信をもってそう言える使いやすさでした。
だって、斧を薪にちょっと刺して、薪ごと薪割台に叩きつけるだけなんだもの。
斧を握って、叩きつけるだけなんだもの。
ただ、叩きつけるだけなんだもの。
バトニングナイフだと、片方でナイフを持ち、もう片方で木材を叩きつける。
書いているとバトニングも簡単に見えるんですけど、ナイフが折れて心が折れるまで、結局上手に出来た、と言えるほどには成らず…。
あぁ、ただ叩きつけるだけって、ラク♪
そう、骨身にしみました。
ちなみに、ハンドアックスでもバトニングは可能です。ナイフより叩ける幅が短いので、使う機会は少ないですけど、最初に木材に斧を食い込ませていく時などに使えます。
手斧(ハンドアックス)での薪割方法
手斧(ハンドアックス)の薪割方法は先ほど簡単に説明しましたが、ほとんどあれが全てです。
斧を薪にちょっと刺して、薪ごと薪割台に叩きつけるだけ
そう、斧を薪に刺して…
薪ごと持ち上げて…
叩きつける!(※薪割台に)
スパァーン♪
コレだけ。
メッチャ簡単♪とはいえ、たまにある太っとい薪や、節の部分が有る場合はスパァーンとは、なかなか行かないです。
それと、スパァーンと行くのは、ある程度斧が薪に食い込んだ後にガツンと叩きつけた時なので、それまでは軽くコンコンと叩きつけていきますけどね。
太いと刃渡りが足りず、割り進みにくかったり、節がある場合はそこで止まったりします。
あと、樫等の堅い木も、割るのは大変です。これはバトニングでも大変ですけどね。
堅い木や節にはバトニングで割り進める事も有りますが…
ハンドアックスは小さな斧なので、アメリカ映画で出てきそうなガチな斧のように、太い薪は割れません。
ホームセンターやキャンプ場ではそこまでゴリゴリの薪に出会う事も少ないと思うので、十分に使えると感じていますが、その点は注意が必要です。
このサイズの薪なら、マジでスパンスパーンと割れるので、快感です♪
小型といえども斧はそこそこ重量が有るので、炭(写真はオガ備長炭)なら軽くコンっと一撃で割れます。
ちょっとこの炭、デカいんだよな…って時に便利ですよ♪
事項で紹介しますが、私が使用している手斧はこちら。
その他、手斧といえばこういった見た目が多いイメージです。
私が使用しているのは「ユニフレーム 燕三条乃斧」
私が使用しているハンドアックスは
「ユニフレーム 燕三条乃斧」
サイズ等、詳細は下記の通り。
〇重量…約450g
〇材質…刃部:炭素鋼材(S50C)/柄:EPDM(ゴム系)
※刃部保護カバー付き
燕三条の職人が作ったコンパクト斧です。
刃渡り自体は11.5㎝で、重量は450g有るので、太くてカッチカチの薪で無ければ、割る事が出来ます。
写真の斧は刃がギラっと光っていますが、購入時はここまで光っていませんでした。一度刃こぼれしてしまったので、自分で研いだところ、ギンギラギンでさりげなく無くなってしまいました。
購入時はもう少しくすんだ色で、なんでも焼き入れ加工を施し、さらに錆防止にクリアラッカー塗装をしていたようです。私はそれらをすべて研いで削ってしまったようです、エヘッ♪
でも、刃だけギラついている斧も…悪くない。
燕三条乃斧には背に特徴的なギザギザが付いているんですが…
細い枝を折る為の溝が付いています。
長い枝を折りたい時などに便利です。
私は落ちている枝を燃やさないので、その方面では活躍していませんが。
その代わり…
このギザギザ部分にフックを引掛ける事が出来るので、使い終わった後の保管用に使っています。
薪割が終わったら、引掛けて保管。また割りたくなったら、フックから外すだけ♪
サイトを彩るカッコいいギアになっています。燕三条乃斧♪
薪割台は、頑丈なヤツを買う事!
斧を使うのであれば、絶対必要になるのが薪割台です。
斧での薪割りは、薪を叩きつける必要が有ります。叩きつける先が柔らかい地面だと、衝撃が分散されて薪割が出来ません。
でも、コンクリートブロックのような場所に叩きつけては絶対ダメです。
薪がスパーンと割れた時に、斧もブロックに叩きつけてしまいますから。
私はこれで刃こぼれしました…。絶対ダメです。下は木でないと、刃がボロボロになります。
じゃあ、薪割台を用意しよう!と思った時、ネットで見てみると薄い物から厚みの有る物、樹木の表皮を剥がした綺麗な物から、ただの切り株まで、様々な物が有る事に気づきます。
斧を使うのであれば、厚み・堅さを気にしましょう。
あと、購入する時に、どこかでチラっと見ただけなので、ホントかどうかわかりませんが、樹皮の付いた、ただの切り株みたいな見た目の方が頑丈だというのを見ました。
私は最初、車の積み込みで邪魔にならないように、樹皮を剥がした薄めの薪割台を購入しました。樹皮が付いたままだと、引っかかるし。
厚み10㎝。
見た目もきれい♪
10㎝も有れば薪割くらい、いけるんじゃね?と思って購入しました。
キャンプ場ではちょっとした物置にも良さそうな見た目だし、取っ手が有るので持ち運びしやすそうだったので。
ただ、こちらは購入後についてきた説明書にバトニング専用という記載が有ったので、斧の使用は大丈夫かな…?という不安が有ったのですが…
とりあえず購入した以上は使ってみないと!
その結果…
1回のキャンプでこのザマよ…
数本しか割ってねぇし…。薪割台が薪になるんじゃねぇよ…( ;∀;)
バトニング用では手斧は使えなかった…。
今は、その後購入した、ちょっと高めの手斧用と書かれたヤツを使用しています。
購入時の説明では高さ15㎝程の薪割台という事でしたが、20㎝程の薪割台が届きました。素材も樫などの堅い木という事で、マジでカッチカチです。樹皮もガッツリ付いたままの、マジな切り株。
斧を打ち付けでもあんまり刺さりません。
もう何度も使っていますが、全くビクともしません。台が割れる気配なし!
取っ手も付いていないただの切り株なので、土嚢袋に入れて持ち運び、使用後は袋から出して風通しのいい状態で保管しています。
手斧を使うのであれば、手斧用と記載のある(記載が無ければ15㎝~20㎝の厚みの樫などの堅い木で出来た)頑丈な薪割台の使用をお勧めします。
薪割台に打ち付ける斧での薪割りは、私の感覚ではバトニングよりラクで良いですよ♪
こんな手斧も武骨でカッコいいですね。
一般的には手斧って、木の取っ手の、下のイメージだと思います。下のリンクは手斧全般の検索結果になっています。
それではまた!
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