誰もが必要とするキャンプギアでは無いけれど、無ければ超困るシーンが出てくるギア…
それがアウトドア用キャリーワゴン。
どんなシーンで使えるの?自分にはどんなアウトドア用キャリーワゴンが合っているの?
私がアウトドア用キャリーワゴンを使用して感じた点から、そのあたりを考えていきます。
・アウトドア用キャリーワゴンの選ぶポイントを知りたい方
アウトドア用のキャリーワゴンって?
アウトドア用のキャリーワゴンって何?
コレです。下の写真の黒い荷物運び用のギアです。
アウトドア用品店に行くとほぼ必ず展示しているやつで、キャンプ場でも以下のシーンを目にした事が有る方も多いんじゃないでしょうか?
・キャンプ道具を運んでいるシーン
・キャンプ場の道路で子供が乗って遊んでいるシーン
大体はコレ。
この写真を見ただけで、何のために購入するか分かっちゃうくらい、目的が明確で単純なギアです。
荷物運び用なので子供を乗せる事は想定しておらず、本来は危険な使用法かと思いますが、子供のおもちゃになっている事が多いです。
なぜかな?と考えたら、荷物を運んだ後におもちゃとして使う意外に持て余している事が多いから?かもしれないですね。
と言われると、ちょっと荷物運ぶだけでしょ?その後は邪魔になってるんじゃない?それってホントに必要なの?と思うかもしれませんが、特定条件下では超が付くほど重要ギアに様変わりします。
こんなシーンで活躍します
必須!車乗り入れ不可のフリーサイト
最大最高の利用方法。
車乗り入れ不可のフリーサイトでは必須ギアと、私は考えています。こちらの写真をご覧ください。
こちらのフリーサイト、駐車場からテント設営地まで100m以上離れました。ティピーのはるか裏に設営しました。ファミリーキャンパーが手で運べる距離ではありません。テントを運んだだけで心が折れる距離です。
こんな距離、手で運んだら…マジやべぇ…です。
「本日の営業は終了いたしました」…です。
到着、即、終了…です。
アウトドア用キャリーワゴンはパンパンに荷物を積み込んでも成人男性なら余裕で運べます。成人女性は重い~と言いつつ、運べます。(※我が家の場合)
車乗り入れ不可の有料フリーサイトの中には、備え付けのワゴンが設置されている事も有りますが、台数が豊富という事は、私の知る限り有りません。なので、台車が豊富なキャンプ場は少ないと思います。
しかもチェックイン・アウトの時間はどのキャンパーも似たり寄ったりなので、ワゴン争奪戦が勃発する事も有ります。ワゴン争奪戦に負けた父ちゃんは、奥様・子供・ワンちゃん達からカワイソウナ目で見られかねません…。
往々にしてこういった乗り入れ不可のフリーサイトはオートサイトより安く設定されているので、たとえワゴンを購入しても、行く回数を重ねればオートサイトよりトータルコストは安くなります。
時期にもよりますが、フリーサイトはオートサイトに比べてゆったりとテントを張る事が出来たりするので、フリーサイトが好き!って方もおられます。
オートサイトの積み下ろしの楽さは素晴らしいですが、Myワゴンを持参してのフリーサイト攻めも楽しいですよ♪
条件次第で便利!賃貸住宅・離れた駐車場での荷物の運搬
賃貸住宅・マンション住まいの場合、駐車場までジミ~に距離が有る事が多いですよね。
キャリーワゴンに入れて運べば腕が疲れません。アウトドア用キャリーワゴンはどれも未舗装路を走破する事を想定しているからか、結構滑らかに転がります。
なのでパンパンに荷物を載せても舗装路はホント滑らかに動いてくれます。
ただし、車と同じで前輪しか左右に回転しないので(※私が使用したことが有るヤツは)、細かな取り回しが難しく…
マンションのエレベーターの間口が狭い場合は入れにくかったりします。
あと、アウトドア用品店で見るとそんなに大きく見えないですが、小さなエレベーターの場合、入れるとコレだけでエレベーター内が埋まるサイズが多いので、荷物運びは人の少ない時間帯にするなど、注意が必要です。
公園でのピクニックに
公園でのピクニックに使っているシーンをたまに見ます。水筒・お弁当・遊具・子供の着替えなどを詰め込んで持ち運べるので、結構便利そうです。
子供が小さいうちだけしかピクニックには使わないかもしれませんが、有ればそんな利用法も、という事でご紹介です。
自分に必要なキャリーワゴンの条件ってなに?
そんなアウトドア用キャリーワゴンですが、大きかったり小さかったり、タイヤが太かったり細かったり、なんだか高い物から安いものまで様々な物が販売されていますよね。
そういわれると、どれを買えばいいのやら…と、感じる事と思います。私が使用して感じたポイントをお伝えします。
ワゴンの間口が最優先!
最優先は間口!!
広さですね。どんなサイズ迄なら入れる事が出来るのか。高さは重要じゃありません。間口が重要です。
一般的なアウトドア用キャリーワゴンであれば、大体のキャンプギアが入ると思いますが、ここは必ずチェックしておくべきポイントです。
自分が持っている、フリーサイトに持って行くキャンプギアの中で、一番大きな荷物が積めるかどうかが最優先です。
ココさえクリアすれば正直、あとは見た目と値段で決めちゃって良いレベルです。
私の中で大きいギアは…
ロゴス スタックコンテナ30です。53×33.4×29cm。
もう一つはクーラーで…
51.8 x 46 x 48.4㎝です。
私のクーラーにはホイールが付いているので無理にワゴンに積む必要は有りませんが、ホイールの無いクーラーの方が多いので、これら一番大きいサイズのギアが詰める事が最優先です。
間口の狭い細身のキャリーワゴンだと、いざ乗せてみようと思った時に乗らないじゃん…という事も有りえますので、購入時の最大チェックポイントです。まぁ、大体のアウトドア用キャリーワゴンはギアの大きさを考慮して大きく作られていますけどね。
高さは重要では無いと書きましたが、背の高い物はワゴン内に入っていさえすれば、縦にはみ出していても安定して持ち運べますので、重要ではありません。
最初の写真では大幅に上にはみ出していますが、ああいう詰み方であれば荷物が落ちること無く運べます。
タイヤの太さはさほど重要じゃないかも
タイヤの太さが差別化ポイントとして謳われている事も有ります。
タイヤが太い場合…
・悪路走破性が高まる(ぬかるみに足を取られにくい・砂地は細いタイヤより有利)
・アウトドア感が出てカッコいい
こんな感じ…
悪路走破性だと⁉しかもめっちゃアウトドア感が出ていて、良いじゃん‼
となります。でも、細いタイヤでもはっきり言って荷物は運べます。
地面が乾いてさえいればタイヤの太さは好みの差でしかありません。晴れていても砂地を走破するつもりなら太いタイヤの方が良いですけどね。普通のキャンプ使いであれば、砂地に突っ込むことはそうそう無いと思いますから。
雨や雨後でぬかるんでいる場合は、運ぶ距離を短くして、ぬかるみに気を付けて運ぶしかありませんが、タイヤの太さがそこまで重要な選択ポイントには成らないと感じています。
タイヤが太い場合は収納時もタイヤが嵩張りますし…
細い場合はちょっとすっきりした見た目に収納出来ますが…
あえてタイヤでは何を重要視すべきかと問われれば…「太いタイヤでも車に積み込めますか?積み込めるなら太いタイヤって、良いよね♪」
という程度でしょうか。
天板が有るととっても便利です
タイヤの太さよりも天板の有無がより大きなポイントになると、私は感じています。
荷物を運んだ後のワゴン…活用できなければただの邪魔な荷台でしかありません。
荷物運び後の使い方として考えられるのが、車が遠い位置にあるフリーサイトでは、テント・イスの収納袋を入れたり、いろんな小物を中に収納できるので、収納箱としてです。
でも…こんなグチャグチャした物が見えっぱなしって…嫌ですよね。
天板を用意していれば、この通り雑多な荷物に蓋が出来ます。
さらに蓋をする事で、天板を荷物置きとしても活用できます。
中に入れている物が収納袋とかであれば、撤収時までは蓋をしっぱなしに出来るので、天板にに色んな物を置いても困りません。
こんな感じでテーブル脇の荷物置きとして、かなり優秀なギアに様変わりします♪
なんてったってこいつ、車輪付きですから。欲しい場所に簡単に移動できます。
使ってみて思ったのが、テーブルとしてはちょっと使いにくいな…という事です。
基本はこいつ、キャリーワゴンなんですよ。天板の下に荷物入れが有る…。そう、その荷物入れ部分に足が当たるんですよ。
後、ロースタイルには高い位置に天板が来ますし、ちょっとテーブルとしては使いにくいなと感じました。
荷物置きとしては優秀なので、サイドテーブル程度に思っておくのが良いと思います。
耐荷重ってどれくらい必要?
耐荷重100㎏や150㎏等、耐荷重にも様々ありますが、100㎏も有れば十分です。ただし、移動の際の段差等で積載重量以上の荷重がかかる事も有るので、多いに越した事は有りません。
ワゴン1台に詰める量なんて、たかが知れています。100kgも積み込んだら、未舗装の地面を動かせません。私の感覚では、せいぜいワゴン1台に積み込んでも40㎏程度です。なので100㎏も有れば山盛りに積み込んでも問題なく使えています。
とはいえ耐荷重は重いほど安心して積み込む事が出来ますからね、100㎏くらいあれば問題なく使えるけど、後は安心感が増す程度に思っておきましょう。
アウトドア用キャリーワゴンをご紹介
DOD フォールディングキャリーワゴン
私が使用しているワゴンがこちらになります。
サイズ(展開時):W53×D95×H60cm
サイズ(収納時):W20×D30×H80cm
耐荷重量:100㎏
ワゴン容量:125L
ワゴンの内寸はHPにも表記が有りませんでしたが、展開時のサイズが外寸になるので、これよりフレーム分が小さくなったのが内寸になります。
上で紹介しているIGLOOのクーラーも載せる事が出来ます。カラーはブラック以外にベージュ・カーキが有ります。(21年10月時点)
ロゴマークが好きなので、私はDODに決めました♪
DODのワゴンには専用の天板がオプションで用意されています。専用の天板が販売されているおかげで、自作する必要も無いので簡単に天板を用意する事が出来ます。
WAQ アウトドアワゴン
タイヤが大きなワゴンです。
ぬかるんでいたり、砂地にも使いたい場合はタイヤの太さが太い方が良いと思います。HPを見る限りでは砂地もラクラクと書かれていますが、どこまで砂地でまともに使えるかは試していないのでわかりません…あしからず。
そういうシチュエーションでも使いたいのであれば、細いタイヤより太いタイヤを選ぶ方が良いのは間違いないでしょう。
サイズ(展開時):W49×D95×H90cm
サイズ(荷台):W49×D91×H35cm
サイズ(収納時):W34×D23×H82cm
耐荷重量:150㎏
ワゴン容量:106L
こちらにはアルミ天板が有ります。木製天板よりは熱い物も置けるので、使い勝手が良いかもしれませんね。
コールマン アウトドアワゴン
キャンプ用品といえば…コールマン!メッシュタイプ・色違い、様々なワゴンがネットで見つかります。
荷台サイズが小さめに表記されていますけど、展開サイズはかなりの物なので容量が有りそうですね。
サイズ(展開時):W53×D106×H100cm
サイズ(荷台):W42×D88×H31cm
サイズ(収納時):W18×D40×H77cm
耐荷重量:100㎏
コールマンの天板は木製なので、ナチュラルテイストのサイトには似合いますね。
FIELDOOR キャリーワゴン
安定した安さを提供してくれるFIELDOOR。FIELDOORよりも安い製品が最近増えてきましたけど。こちらもWAQと同じく太いタイヤです。悪路を走破したい場合にはFIELDOORも良い選択肢だと思います。
サイズ(展開時):W56×D96×H90~60cm
サイズ(荷台):W47×D90×H30cm
サイズ(収納時):W36×D25×H74cm
耐荷重量:150㎏
長物対応系キャリーワゴン
ワゴン後部を開く事が出来るので、長いテント・イスの持ち運びがしやすいワゴンです。ただ、それらの長いギアは後部が開かなくとも縦に積める事が多いので、「後ろを開けてでも載せないといけない物が有るかどうか」と、天板使用時の使い勝手がポイントだと思います。
後ろが開く場合、天板を乗せていてもワゴン内のギアの出し入れが出来るのが大きなメリットです。
アウトドア用キャリーワゴン各種
その他、様々なメーカーから出ているので、最安値を検索できるようアウトドア用キャリーワゴン各種の検索結果も載せておきます。
アウトドア用キャリーワゴンが有れば、こんなフリーサイトでのキャンプも怖くないですよ♪
これらのキャンプ場ではキャリーワゴンが活躍しますよ♪
それではまた!
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