21年4月に家を買う事を決意し、家や土地を探し始めました。
中古で良い物件が有ればそれも良いな。建売でも良いし、無ければ建てるしかないか、という思いで探して…さて、どうなった?
今回は最終、土地を買う決意をしたところまでになります。最後に決めた際のポイントもお伝えします。
※当記事はこちらの記事の続きになります↓

現実は甘くない
家を買う事を決意した時に決めた家の条件がこちら。
・積み込みが出来る形の駐車場(できれば駐車場2台分)
・濡れたテント&タープを干せるスペースが確保できる事
・家の周りの道が細すぎない事
・立地は街中
(赤字はマスト条件、黒字は出来れば…)
キャンパーである私にとっての使い勝手の良い家とは何ぞやと、ざっくりと考えた時にまず最低限抑えたいポイントとして、上の条件を上げました。
で、GW頃から注文住宅を建てる事も視野に、中古~建売までを視野に入れて家探しを開始!
中古住宅は自分で見て回り、土地に関しては地場の工務店っぽいハウスメーカーを当たり、そちらが土地の他、他社の建売も案内するって事だったので土地と建売を一緒に見せてもらい、毎週末片っ端から物件を見て回り、さっさと決めてしまおうとしました。
ハウスメーカーの営業マン(以降、HW営業)には「これくらい有れば家が建つんじゃないの?」と思っていた予算&無理なく払える金額を伝えて活動を開始したんです。
最初に伝えた予算が低かったせいか、そのハウスメーカーで建てた場合の家のおすすめポイントを教えてくれつつ、HM営業が案内してくれる物件はかなり微妙な建売と土地ばっかり…。生々しいので実際の予算などは伏せていきますが…
例えば…
・すっごい坂の上で、荷物を積み込んで車高が低くなった車なら底が擦りそうな角度が付いた斜面に立った家
・道幅4mも無いような通路を何度も直角カーブを繰り返した先にある家
・ビビるほど間口が狭い土地
・私道負担のある土地で、近隣のお家が道路に物干し座を出している…そのせいで車が通りにくい
・隣家とのスペースがキッチキチ過ぎて、テントをベランダに干したらクレームが来そうな家
等など…
最初に伝えた予算は低めに設定したけど…それでも全然安くない金額(あくまで主観)だと思ってたけど…
えぇ…??
坪単価も決して安くないのに、なかなかに条件に嵌らない物件達ばかり…。
どうなってんだ?なんかおかしくないか?
ちょっと広くなって使い勝手良さそうだな~と思ったら、山の上の方…
飲食店も近いエリアになってくると、道幅4mも無いだろ…って所だったり。
駐車場が軽自動車しか入れれねぇじゃん!ってサイズだったり。駐車場の幅は有るのに奥行きが無かったり。
そこで一つの心理にたどり着きました。
「後に生まれれば生まれるほど、良い土地なんて残ってねぇじゃねぇか」
良い土地なんてね、もうとっくに誰かが家を建てちゃってるんだよね、考えれば当たり前の話だけど。ぶっちゃけ、この状況を改善する唯一の方法は、金を上積みする事。
建売も、重量級キャンパーの荷物が収納できるだけのキャパを備えた物件なんて、まぁ無い無い。建売は希望から外すか。注文を視野の中心に据えて行くしかない。同じ理由で中古も微妙な物件達ばかり。
う~ん…どうやら、
「これくらい有れば家って建つと思ってたんだけどな」という金額では使い勝手の良い家が見つからないらしい。
30坪有ればギリ車2台と、4LDKまでは持って行けるという事は色々見ていくうちにわかった(建蔽率・容積率にも影響を受けますが)んですけどね、このサイズで条件を当てはめようとすると…予算を上げるしかない。もしくはどんどん郊外に行くか。
この家探しの間に自分にとって大事な事は“家の広さ”より“周辺環境の利便性”の方が大事だって事も分かり、予算は上げるしかない事に再度思い至り、頭を抱え…。
皆、一体どうやってそんな高い坪単価の土地に住むに至ったんですか?やっぱり早い者勝ちってやつですか?
マジ、理不尽だ。
何度もね、HM営業も、その予算だったら建てれる(見つかる)と思いますよ~と言ってたけど。ホント、どの業界も営業マンはノリだけは良いよなぁ。というか、最近土地の値段が高すぎるだけのような気もするから、営業マンがどうこう言うワケでも無いか。
メインで探しているHMの他にもう一社のHMにも当たっていて、どちらのHM営業マンにも「あなたの所で良い土地見つけてくれたら、あなたの所で買うから」と伝えて探していても見つからない。自分でネットサーフィンしていても見つからない。
見つかるのはどれもこれも、キャンパーである私にとっては使いにくい前述のような場所ばかり。
「ここ高くね?こんな値段で皆買うの?」と思っていた土地も、あっという間に売れていく現状も目の当たりにし…どうやら嘆いたところで現実が変わらない事も痛感し。
うん、予算、上げるしかねぇ…
と、腹を決めました。
それでも見つからない。
どうなってんだ?
ありとあらゆる中間点 あ、ここで良いや
なんだか心が完全に折れてやる気も失ったくらいに書いていますけど、この時点で土地選び開始から約1か月半。
まぁ実際、心、若干折れてたんですけどね。
さっさと家が欲しかったので、キャンプに行っていた日以外は全て建物&土地探しに費やしていたので、1か月半を超えたころにはかなり疲れていましたよ…。
んで、1か月半たった頃に見た土地が
「扇形」
29坪の扇形。
いや~…微妙。見た瞬間「あ、ここ無いわ。次行きましょ」とHM営業に告げた土地。
こんな場所にどうやって家建てろってんだ??無いわ~。無い無い。そう思っていたの。
だけど…
場所は悪くなかった。
そう、場所は悪くなかった。
大通りから少し入る、その少しの道が若干狭く、家の前は5mちょっとの道幅だから、まぁ悪くない。
最寄り駅の地下鉄までは徒歩で20分を切るくらいで若干遠目だけど、地下鉄含め3路線使えるし、飲食店も1㎞圏にいっぱい有るし。スーパーも近いし。
その日の土地巡りを終えて家に帰ってふと考えてみると、全ての面でバッチリ満たしているわけでは無いけど、全ての面で60点(及第点)なんじゃね?と思い至り。
はっきり言って予算ギリギリだけど。なのに扇形だけど…。
きっとこの微妙な土地に家を建てると、車2台は無理だろうな、というのは直感で分かるくらい、扇形。
色々なスケジュール的にもそろそろ決めたい。学校の関係とか、キャンプ道具を手元に保管したい親心とか色々と。もう決めちゃいたい、疲れた…。
ただ「実際に、本当に2台は無理なのか?5人家族なのでギリギリ使えるサイズの4LDKが建つのか?」その点だけはどうしても確認しないと次に進めない位の扇形。29坪有るけど。形がリスキー…。
という事で、土地を販売している不動産屋と交渉して「購入の意思は有るけど、実際に希望の家と車が入るサイズかだけ確認する時間をください」と交渉し、若干の時間的猶予をもらい、HM営業マンにここに建てられる家のラフ案を爆速で書いてもらい、出てきた間取り図を見てみると…

「あ、何とか住めそう」
という事で
「じゃあ、ココでいっか♪」
で、決定!
今思えば、このラフ案はキャンプ道具の収納場所確保できてない間取りだったけど…。なんだかもう、最後は疲れ果てて、家が建つか?車は入るか?しか考えてなかった…。アブナイアブナイ…。
家の完成までのスケジュールを考えると、6月中に土地の契約をしてしまいたかった。建売ならもっとゆっくりと見ていても良かったんだけど、建売には思い描く位置にキャンプ道具が収納できる場所が有る物件が見つからなかったので、途中から家を建てる事を全体に活動をした結果、かなりカツカツのスケジュールに…。
いやまぁ、ぶっちゃけ「マジでここで良かったんかなぁ?会社が辺鄙な場所にあるばっかりに、電車で1時間超える距離だし。」とかも思いはしたけど、世の中が変われば会社だって変わる事も有る!会社の事を考えて家を決めるなんて愚かしい‼と、自身の判断を全面肯定する事で見ないふり♪
えぇねん♪会社なんてどうでもえぇねん♪
今の会社は1年の1/3は休み。会社より私生活優先♪だから扇形でえぇねん♪
という事で、値段と扇形以外に目を瞑れば及第点の土地が見つかりました。扇形でえぇねんと言いながら、四角い方が絶対使いやすいよなぁ~とは心の中で思いつつ、思うだけで後悔もしていないので満足♪
とりあえず、土地購入まではクリアしたので、次回は「ただただ、キャンプ道具が収納出来て、積み込みやすい」家が出来るように間取りを考えていきます!
家族の住みやすさよりも優先すべきは「楽にキャンプ道具が積み込めること!」
叶うかな?妻とケンカにならないかな…、怖いな…。
と、うだうだと書きましたが、今回は土地を選びましたよ、という内容だったので、自分にとって何を理由に土地を決定したか、参考までにまとめておきます。
<私が土地を決めたポイント>
・自分にとって必要な要素を複数書き出す
→多すぎてはダメ、心がブレるから
・各要素とも、どこを満点として、どこ以下を赤点とするかを決める
→複数の物件を見て、この項目はどうだったら満点・及第点・赤点かを理解して決める
・必要な要素では赤点は認めない
→すべての要素で赤点が無いって事は、自分にとって一番マッチする土地。「だと思い込む事!」
家探しの条件を土地に当てはめたら…
<土地に必要な条件>
・キャンプ道具が収納できる家が建つ坪数である事
満点:たっぷり余裕
及第点:壁とか屋根裏を使って何とか収まる
赤点:収まらない
・Lサイズミニバンが入るサイズの駐車場を平面に設けれる事
満点:Lサイズミニバン+もう1台
及第点:Lサイズミニバン1台
赤点:止められない
・その車がストレスなく駐車できる道路幅である事
満点:ストレスなく一発駐車(6m以上)
及第点:普通に1回切り返し程度で駐車(5m以上)
赤点:ストレスを感じる切り返しが複数回必要(4m)
・その車を普通に運転して大通りに出れる事
満点:ス~っと対面通行可能
及第点:対面通行が出来るか、無理なら退避エリアがあちこちにあり視認できる
赤点:細くて退避も出来ない
・複数の飲食店やスーパーが近くにある事
満点:地下鉄の駅前のような賑わい
及第点: 飲食店やスーパーが自転車の距離
赤点:飲食店やスーパーが車の距離
この条件をもとに、土地を決めました。
そうそう、決めたポイントの最後の思い込むって大事よ、マジで。
土地決定後、「あれ?こっちの方が安くね?」とか、「なんか良さげな場所で分譲始まったし」とか、絶対出てくるんです。見ようとしなくても、広告とかで見ちゃうし…。
でもね、自分にとって赤点の無い土地は唯一無二の土地って事で、サクサクと次に進んでいけるから。
日本には6240万戸(2018年10月時点)有るらしく、極論を言うとその数だけ物件が有るわけで…他を気にしたら絶対ブレるから。購入するなら俺にとっての唯一無二はお前だって、思い込んだら勝ちです。
続きはこちら↓

それではまた!
家を購入するに至った記事はこちら(当記事の前日譚)

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