私の住んでいる場所の近くに春の間だけBBQが可能なエリアが登場します。
近くと言っても、BBQエリアまでは徒歩で2km無いくらいの距離。河川敷や大きな公園など、意外とBBQが可能な場所の近くに住んでいるという人も居るんじゃないでしょうか?
でも、荷物がなぁ~…キャリーワゴンに積んでいくと途中の道路の段差とかがなぁ…、という事で意外と徒歩で行きにくいという悩みを持っている人も多いのでは?
ということで、そんな悩みを抱えている人の参考になればと、私が2㎞無いくらいの距離まで徒歩でデイキャンプに行くときの装備や当日の過ごし方を紹介します。
荷物一覧と運ぶ姿
まずは徒歩で持ち運ぶために私が厳選したギア一覧を紹介します。
・LOGOS ポータブル火消し壺(炭を中に入れて持ち運ぶ)
・イス(パチノックス グラウンドチェア風)×2
・トング × 人数分(箸代わり)
・SOTO フィールドホッパーL(テーブル)
・ペグとペグハンマー(スノーピークの付属品とMSR)
・タープ(スノーピーク ヘキサイーズのフライシートのみ)
・着火剤(マッチ型のチャッカマン要らずのやつ、念のためチャッカマンは持って行ってるけど)
・焚き火台(ロゴス ピラミッドグリルコンパクト)
・食器
・ゴザ(子供が座る用)
・ゴミ袋&キッチンペーパー&ウエットティッシュ
コレだけを持って行きます。すべてが機能としては一級品の活躍をしますが、その中でかなりコンパクトなる部類の物を厳選しています。普段のキャンプでは鍛造ペグを使いますが、徒歩だと軽量化が最大の目的になるので、テントに付属の軽いやつを利用。とはいえスノーピークなので強度はしっかりしているので、こちらを利用しています。
それをバックパックに詰めていきます。バックパックは上を閉じなくとも使える筒型を選択。こうする事で上に飛び出した状態で持ち運べます。
すべてを詰め込み、背負うとこんな感じ。
少し重いけど、成人男性であれば問題なく背負って歩ける程度の重さ。10KGくらいかな?
これだと食材が無いので、食材だけ別のリュックに詰めていきます。それは同行者に持ってもらいますが、デイキャンプの食材程度なら大した量では無いので、こちらは女性でも問題なく持ち運べます。
パッキン付きの容器に移した食材と焼き鳥、飲み物を詰めていざ出発。
徒歩デイキャンプの過ごし方 ~サイトの感性からBBQまで~
背負う形で荷物を運ぶので、未舗装路や段差もなんのその。
そして歩いて行った先のBBQエリアでさっそく設営開始です。
デイキャンプなので日よけ(タープ)と座る場所(イス&ゴザ)、BBQグリルと炭とテーブルが有れば十分BBQが出来るので、たったこれだけです。
ぶっちゃけイスは無くともゴザやシートさえあれば座る場所は確保できるので、荷物はさらにコンパクトにする事も可能です。
超シンプルでしょ?
※今回利用しているキャンプギアは後程まとめて紹介しています。
手前のイスには焼く人(大人2人)で、ゴザには子供という配置でいってます。
さっそく火消壺の中に入れておいた炭を出し、着火剤を使用して着火!今回の着火剤はマッチ型で、チャッカマン要らずのスグレモノを利用します(これで少しでも荷物を減らすことが出来ます)。
火熾しのコツはとにかく触らない事。
火消壺で消化した炭は着火しやすいという事も有りますが、着火剤の火が炭に行きわたるには、とにかく30分程触らないでそのままほったらかしにしておく事がポイントです。
そうする事で着火剤だけで十分に火熾しが出来ます。
炭火が出来上がったらさっそく調理開始!
今回は冷凍焼き鳥(解凍済み)とタン、ガーリックシュリンプです。
リュックで運ぶので、液漏れしないようにパッキン付きの容器に移しています。徒歩で移動、即BBQなので特に保冷材も無く持って行っていますが、温かい季節ならリュックの底に保冷剤を入れておいた方が良いでしょう。
実際のデイキャンプ風景がこちら。
今回は子供が1人ですが、子供3人でBBQをする事も有ります。
来たい人だけ来ればいい。帰りたくなったら先に帰ればいい。それが徒歩デイキャンプの魅力!
子供ってね、すぐに帰りたいとか言い始めるじゃない。大人はこれからお酒を愉しむ時間だというのに…。帰りたい?じゃあさっさと帰って。と言えるのが徒歩の魅力♪
ピラミッドグリルコンパクトはかなり小型のBBQグリルですが、意外と5人のデイキャンプの食材程度なら焼くことが出来ます。
時間のかかる焼き物はさすがに…だけど。でも、焼きおにぎり程度なら焼きますね。
歩いているので夫婦ともにお酒を愉しみつつ、天気のいい日のみを狙って朝買い出しをしてから行く事も出来るので、この通り良い天気を狙えるのも魅力♪
BBQ後にあの荷物を背負って帰るのは少ししんどいけど、それを補って余りあるメリットが有るのが徒歩デイキャンプです。
家の近くで出来る場所が有るなら、ぜひお試しあれ。
今回使用したキャンプギア
スノーピーク ヘキサイーズ(タープのみ)
私が使用しているタープです。これは元がソロキャンプ用テントで、そのフライシート部分のみを利用しています。
こちら、前面以外がスクリーンタープのように視線を遮ってくれるので、混み合っているBBQエリアでもプライベート感満載でデイキャンプが出来ます。
ソロキャンプからの流用という事で、普段ソロキャンプする人なら追加出費も防げるうえに5人程度であれば写真の通り十分入れるので、結構使い勝手が良いです。
パチノックス グラウンドチェア風
ヘキサイーズは結構背が低いので、パチノックスの地面にかなり近い座高のイスを利用しています。
こんなのでも背もたれが有ってきちんと座れているのでとても快適です♪
たまのデイキャンプでしか使わないし、そんなに長時間座るわけでもないので(キャンプと比べて座る時間が短いので)、これで十分です。
とはいえ、絶対本家の方が作りがしっかりしていて座り心地は良いと思うので、お金に余裕が有ればヘリノックスのグラウンドチェアが良いと思います。
SOTO フィールドホッパーL
軽量・コンパクト・高強度なスグレモノなテーブルです。
とにかく軽量で使い勝手の良いテーブルを探しているなら、コレは有力な選択肢だと思います。
LOGOS ピラミッドグリルコンパクト
ソロキャンプでも利用しているBBQグリルです。小さい薪が有るなら焚き火だって可能なスグレモノ。
網はキャンピングムーンのを利用しています。オリジナルのLOGOSは網の高さ調節が出来ないので。なのでこれから購入するのであれば、キャンピングムーンのパクリ品がおススメです。
ただし、全体的な作りはLOGOSの方がしっかりしていますけど。
LOGOS ポータブル火消壺
BBQエリアでのBBQという事で、炭捨て場は有ると思うんですけどね。炭がもったいないので私は火消壺で再利用しています。
どのみち持ち運び用のケースも必要ですし。この火消壺に入る量で、ピラミッドグリルコンパクトを利用した一回のデイキャンプの炭くらいは十分賄えます。
使い終わったら火消壺の中に入れると、1時間くらいで持ち運びできる温度に下がります。
ユニフレーム トング
箸を持って行かないので、全てトング1つで賄います。炭を扱うのも、肉を焼くのも、食べるのも…。
衛生的にちょっと、という方は割りばしでも持って行きましょう。割りばしなら使い終わったら炭に突っ込めばあら不思議、燃えてなくなります。
BBQエリアは焚き火場では無いので、せいぜい焼き鳥の串とか割りばし程度だけの焼却にしましょうね。プラスチック系も燃やすのは酷い煙(体に悪い)が出るので、私的にはNGです。
MSR ステイクハンマー
軽量・高強度なペグハンマー。
登山向けのペグハンマーであれば十分徒歩デイキャンプに使えるハンマーです。
ファミリーキャンプ用の重くてごっついのは鍛造ペグを打つ用なので、徒歩デイキャンプでは軽さを優先して選択しています。
着火剤
私が使用しているのはマッチと同じ使い方で火を付けれるので、チャッカマンすら要りません。でもこの記事の通り、これで十分火が熾せます。
バックパック
これはシンプルにデカくて上を閉じる必要が無い形の物を選んで使っています。
私のは帆布で出来ているらしく、めちゃくちゃ頑丈です。KIRIRUのLサイズ。
バックパックもいっぱい種類が有るので、気になるモノを探してみるのも良いかもしれませんね。
絶対忘れちゃダメ!ゴミ袋とキッチンペーパーとウエットティッシュ!
ゴミは持ち帰りましょう!(場所にもよるでしょうけど、公共の場のBBQエリアは基本持ち帰りと認識しておきましょう。)
そして徒歩なので、汁気のある汚れはキッチンペーパーでふき取ってからゴミ袋に入れましょう!汁気を取ったら食器は袋に詰めて、食材用リュックへポイ。ゴミも入るなら食材用リュックへポイ。
これで徒歩デイキャンプはOK!
それではまた!
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