ダイソー・セリアを始めとする100円均一ショップ、通称100均。
最近はこんな所でもキャンプ用品を扱っています。
そんな中に「ガイロープ」・「蓄光タイプのガイロープ」・「アルミペグ」・「V字・Y字ペグ」・「蓄光タイプの自在金具(素材はプラスチック)」・「アルミ製自在金具」・「自在金具とロープのセット」・「ロープマーカー」・「ロープフック」等も販売されているんです。
これらロープ・ペグ・自在金具は テントを安全に・確実に固定する為に非常に重要なパーツです。
ロープマーカーもテントの保護という面では重要なパーツ…。これら安全面に於いて重要なパーツが100均で代用できるのか??
その他、ロープに引っ掛けるフックも実際に使ってみました。
これらは実用的なのかどうかを見ていきたいと思います。
・100均の道具は使い物になるのか気になる方
・安くキャンプ道具を揃えたい方
ロープ周り以外の商品紹介は下の記事になります。気になる方は是非ご覧ください。(※本文最後にもリンクを張っております)
ダイソー 100円で6本入りのスチールペグ
ダイソーで販売されている100円で6本入りの激安スチールペグです。
100円 6本という価格で使えれば、予備としては良いですね♪スノーピーク ペグハンマーで叩いて使って見た結果は…?
結果…使えるシーンはかなり限定されるけど、予備としてはギリ使える、ホントにギリだけど…無いよりはマシな感じ
ランドロック固定用に4本使用してみました。結果は特に曲がることなく使用できました。
ただ、ランドロックのような大型テントや風の影響を強く受けるタープ固定用には細いし、何より短い…。
しっかりとしたペグで重要な部分は固定して、さほど重要ではない部分に使う分としてはギリ使えるかな…と言う感じ。ただ…
今回の地面は非常に柔らかかったので曲がらなかったものの…
この通り、人力(ぼるしち、決して筋肉質ではない…どちらかと言うとへなちょこ系)でも曲げることが出来る強度はメイン使用にはとても耐えられない強度です。
基本的にはちゃんとしたペグを用意したうえで、いざという時の予備用に持っておく分にはアリかなと思いました。
セリア 1本100円のYペグ・Vペグ
100円6本の激安ペグは予備用としてなら…程度でしたが、こちらはどうかな?
1本100円もするとなると、品質はそこそこ良いんじゃないだろうか??という疑問を持った為、1本購入して使って見る事にしました。結果は…?
結果…使える
ただし、使用したのはY字ペグのみです。(V字も有りましたよ。スタッキングできるのでV型の方が持ち運び時コンパクトになります)
ではさっそく使って見たいと思います。
スノーピーク ペグハンマーでガンガン打ち込んで~!!
全く問題ない!!
ちょっとロープの引っ掛かり部分が少ないかな?と思ったんですが、しっかりとロープに噛んでいるので問題なし!
この写真の時以外にも何度か使用してみましたが、特に不自由なく普通のY字ペグとして使用できました♪
1本100円はまぁ安いよね♪世の中にはさらに安い1本80円台も存在するらしいけど。
100円以上はする物が多いもんね、Y字ペグは。
ただし、材質はアルミ合金なので、使っているうちに先端が削れてきます。
基本的には下記で紹介しているような「良いペグ」を推奨しますが、100円6本のペグよりも強度もあるようですし、地面との固定力もY型の為強いので、安心感が有ります。
予備用としてこちらを揃える方が良いかな?と思いました。10本買っても1000円だし♪
座敷スタイルには…地味に使える小さいペグ
セリアが右側・ダイソーが左側です。
レジャーシート固定用の短いペグです。お座敷スタイルには結構使えました。
お座敷シート・レジャーシート・リビングシートと呼ばれる、お座敷スタイル用のシートの端をこれで留めてみると…
意外ときちんと留まります♪
ダイソーの方が細いので固定力が弱い感じですが、ダイソーの方がペグ上端が平たく、手の力だけで押し込みやすいので使い勝手が良いと感じました。
普段はちびペグを使っているぼるしちですが、これもアリ♪
※ユニフレーム ちびペグの方がU型の為、同じ長さですが固定力が強いです。
ダイソー プラスチック製自在金具 蓄光ストッパー
自在金具と言っていますが…素材はプラスチックです。(きちんとした自在金具は次に紹介します)
ただし使い方・目的が自在金具なので、便宜上そう呼んでいます。きちんとした商品名は「キャンピング用蓄光ストッパー」です。
4個入りで100円…安いですね~。スノーピークのアルミ自在金具は1個50円なので半額か~。
安くて蓄光で夜間のロープマーカーとしても使えるなら…アリなんじゃない??という事でさっそく設置です!
自在金具としてはどうかな?
自在金具としては使えるのかどうかというと…
結果…自在金具として イマイチ
全く使えないかというと、そこまででは無いケド…やはりアルミの自在金具が良いな…という感じです。
その理由はこちらです。
・ロープの固定力が弱い
・ロープを緩めた際に外れる事がある
「ロープの固定力が弱い」ですが、素材がプラなのでアルミみたいに薄くないんですよ。
なので、どうしてもロープが自在金具の穴の淵に引っ掛かりきらないんですね。
エッジに乗らないとでも言う感じかな…?スキー・ボードをする方ならイメージして頂けるかと思いますが…。
アルミの自在金具は厚みが薄いので、穴の淵にしっかりとロープが引っ掛かって、かなりの固定力が有ります。
さらにアルミの場合は自在金具自体が、くの字になっているので、さらに引っ掛かりが良くなっています。
なので、どうしてもアルミの自在金具と比較して固定力に難が有る…。ぎちぎちにロープを張ろうとしても、少しスルッと緩むんです…。
「ロープを緩めた際に外れる事がある」は…上はロープを通す穴ですが下は横から差し込むだけなので、どうしても緩めた際に差し込み口から抜けていっちゃう…。
なので、自在金具としてはイマイチですね~。
全く使えないわけでは無いんですが…自在金具としてこちらを選ぶ理由が無いです。
「蓄光としてのロープマーカーの役割」は?
蓄光はうまい具合に写真を撮れなかったのですが…結果は…
結果…ロープマーカーとして 使えない
理由は
・必要な時間まで光ってくれないから
に尽きます。
太陽は突然沈むでしょうか?答えはNoですよね。昼があり、夕方になって夜を迎える。
この一連の太陽光の変化の中で、夜を迎えるころには蓄光ストッパーが光り尽くしちゃってました(笑)。
日中に暗い所で確認すると確かに光っているんですよ。でもね、本当に光ってほしい夜8時以降とかの時間帯には、もうただの白いプラスチックです…。
日照条件とかでもだいぶ光り方は変わってくるんでしょうけどね、この蓄光というメリットの為に自在金具をこれに変えるというのは、ぼるしち的には無しですね。
セリア アルミ製コードスライダー(自在金具)
セリアの自在金具はアルミ製です。
見た目はごく普通の自在金具ですね!これは期待できそう♪
まずは、メーカー品との比較から…
スノーピーク・キャプテンスタッグと比べると、薄さが少し気になる所。
が、曲げてみても簡単に曲がる感じも無く、強度面では大きな問題はなさそうです。ただ、やはり薄さが気になる…
ガイロープを通してみても、しっかりとロープを固定出来ているので、使用感としては問題なさそう…
ただ、やはり比較して見ると、その薄さにちょっと引っかかる…おそらく普通に使えるのだろうけど、耐久力はスノーピークやキャプテンスタッグには劣るだろうと予想できる薄さ…。
結果…使える!と思う… 耐久力に一抹の不安が有るけど
1・2回使う分には問題なく使用出来ているんですが、ずーっととなるとちょっとわからないな…と言う感じです。
ダイソー ガイロープ&蓄光ガイロープ
100均のガイロープ2品、結果はどうだったのか!?結果は…
結果
12mの普通のガイロープ…使える
7mの蓄光ガイロープ…使えない
と、言う結果になりました。
まず、商品概要から…
光るタイプで7m100円
光らないタイプだと12mで100円
という激アツプライスです!
どうしてこういう結果になったのか、さっそく見ていきましょう!
参考として、今回はこの2つと同時に比較用としてアルペンのPBのガイロープも用意しました。
20メートルで1500円くらいだったかな??100均のを見た後だと、逆に破格のプライスです(笑)!これでも安いけどね。
まず、ガイロープの切り口です。
上から、アルペン・12m・7m蓄光となっています。真ん中の芯材の質感にかなりの違いが有りますね~。
ガイロープは燃やして(溶かして)ほつれを防ぐ方も多いかと思いますので、切り口を焼いてみました。
その結果がこちら…
アルペンはきちんと溶けて固まりました。100均の方は外側は溶けて、芯材は焦げた…という結果に。
この芯材、結構燃えるんですよ。
ロウソクみたいに(笑)。
燃やして止めようとすると、表面は溶けて縮んでいき、芯材だけが残る。
残った芯材は燃えて焦げるという結果になるので、100均のガイロープは溶かそうとするとあんまり見た目が綺麗じゃなくなっちゃいます。
切り口を溶かさなくても、結んでしまえばほつれることも無いので、そういう物と思って使えば問題無しです。
重要な要素である強度面はというと…特に気にはなりませんでした。
丸一日使用してみても、特に表面が切れるとかもありませんでした。長期間の継続使用での耐久力までは不明ですが、予備のロープとしては有りですね!
ただ、ガイロープの径は気になりました。
12mのガイロープは問題無いんですが、7mの蓄光タイプは細い…。
細いとね、自在金具にしっかりと噛まないので、きちんと固定出来ないんですよ。
写真の通り、自在金具の穴の直径に対して、ロープの直径が小さい!
これだけスカスカだとギンギンに引っ張った時にスルッと動くんですよね…。
この時点で7mの蓄光タイプのガイロープは無しです!ガイロープとしての役目を果たせていません。
一応、目玉は蓄光という事で、夜間も光って躓(つまづ)かないというのが売りなので、どれだけ光るかを見ていきますね~。
はい、写真の通りです…
見事に光ってません…。
別の日に試した際も…
光ってません…。写真がブレブレなのはご容赦ください…。シャッタースピードが遅く、手振れがひどく出てしまいました。
日中に暗所で確認すると確かに光ってるんですが、自在金具と同様で光っててほしい時間まで光っていない様です。
なので、7mの蓄光タイプは使えない!
ただし、12mのガイロープは100円という値段を考えたら、これはアリです。
セリア 自在金具付きガイロープ3m
セリアにはもうロープ+自在金具をセットされた物が販売されていました。
結果…メチャクチャ使える
もう触った瞬間分かりました。あ、これ使えるやつだ…って(笑)。
見た目からして、しっかりしています。
3メートルなので、タープのサイドポールくらいなら十分OKです。メインポール部分はタープの大きさにもよるのですが、ちょっと長さ不足だと思います。
このロープは最初から先端を溶かして止めてくれています。さらに自在金具の強度自体も問題なさそうで、バッチリ使えました。
購入時は先端が結ばれていないので、下の写真のように結んで使う必要が有ります。
下の写真の結び方はもやい結びですが、8の字結びでの何でも…ほどけない輪っかの結びなら問題ありません。
100均でガイロープ関係を探すなら、私ならこれを購入します。それくらい普通に使える物でした。
10本自在金具付きガイロープを揃えても1000円…安い…。予備で無く、普通に使える代物だと感じました。
ちなみに、セリアで販売されている自在金具と、こちらで使用されている自在金具は別物です。こちらの方が厚みが有り、スノーピークやキャプテンスタッグのと同じ厚みでした。
<追記>
ご家庭のシェードに使用されている方から、半年ほどで外側が剥がれ出し、9か月ほどで交換が必要になったという事でした。
私もキャンプで使用しており、その耐久力は私がメインで使用しているスノーピークのガイロープよりは低いと感じています。きちんと比較検証しているわけでは無いですが、メーカー品よりはまぁまぁ外側の耐久力は低いと感じます。
3mの自在金具付きガイロープが100円で、その程度の耐久力というのはかなりコスパが良いと感じていますが、耐久力はメーカー品程なない様子です。
ダイソー ロープマーカー ルミカ
ロープマーカーは2種類ご紹介です。まずは化学発光式から…
ダイソーで販売されていたロープマーカー 2個入り100円
釣り具などでもよく見かける化学反応を利用した発光体です。
蛍の光に代表されるルシフェリンールシフェラーゼ反応という生物発光の光と似たような、化学反応を利用した発光現象を利用しています。
この発光現象は、冷光と呼ばれる発熱を伴わない発光現象なので、こういったガイロープにも使用できるんです。
ガイロープが2重になった部分にはめて固定するように作られています。
これね、一応発光時間が6時間となっているんですが、24時間以上光っていました!
化学反応なので機械と違って壊れたりしにくいので安心感が強いですね。
結果…使える
高頻度でキャンプに行く私には、2個100円はデカい出費ですが、たまにキャンプに行く方は、有ると便利だと思います。
セリア ロープマーカー LEDライト
セリアで販売されているLEDロープマーカーです。見た目がLOGOSそっくり(笑)。
LOGOSは4個入り1,700円ですが、こちらは1個100円!
セリアのLEDマーカーの裏面には連続使用時間約7時間と書かれていますが、私がつけっぱなしで試したところ100時間を超えて点灯し続けていました。
通常のキャンプであれば、1回12時間使用しても8回以上は使える計算に♪上のルミカより圧倒的に経済的♪
LOGOSとの一番の違いは防水性能がどうかと言った所になるかと思います。
このセリアのLEDマーカー、アウトドア用なのに耐水性能の表記が一切ありません…。
LOGOSのLEDマーカーはIP44準拠の耐水性能(防水性能の等級でちょうど真ん中、生活防水程度のようです、防塵に対しては高め)
IPXX準拠の試験を家庭では出来ないので、シャワーをかけてみたりコップに沈めてみたりしました。
シャワーは1分程かけてみましたが中に水が入る事はありませんでした。
コップには10分沈めてみましたが、こちらも問題なし!
100円なのでおそらく個体差はあると思いますが、アウトドアで使っても問題なさそうな感じです。まぁ100円なので壊れても諦めがつきますケドね♪
ちなみに簡単に裏蓋が取れるので、電池交換をするだけで使い続けることが出来ます。
これが100円って…革命だ…。
結論…メッチャ使える 実験後2個買い足しました。
LOGOSは値段が高い分、マークが入ってオシャレですね♪
IP44準拠の防塵・防水性能なので、安心を取るならこっちだとは思いますが…
でも、ホントに見た目が似ていて100円って…すごいな…。
たまのキャンプだと、どうしてもロープの存在を忘れがちになりますからね~。通路にある引っ掛かりやすい場所に取り付けるだけなら、2~3個くらい用意しておくと安心ですよ♪
セリア アウトドアロープフック
ガイロープに引っ掛けて使うタイプのフックです。
見た感じ使えそうですが、結果は…?
結果…使える
予想通りバッチリ使えました♪
写真は雨具代わりのブロックテックと・LEDランタン。
荷物を引っ掛けてもズレてくる事が無いので、かなり使い勝手がいいです♪
カッコよさという点ではユニフレーム 引っ掛け坊主には敵いませんが、100円で8個入りというコスパはヤバいですね!
ユニフレームは引っ掛けた物の重さで口が閉まる構造になっているので、そうそう荷物が落ちないという凄さがあり、同じ土俵で比較できるものではありませんが…
服をかけるくらいなら十分コレでOKですね♪
ランタンは…LEDで落ちても壊れないような物であればOKだと思います。サッと引っ掛けるだけなので、当たった拍子に落ちる可能性が有りますからね。
※写真のLEDランタン ジェントスは2m落下耐久なので吊るしています。昔の型なので今はこの見た目のは有りませんが…現行品も落下耐久付き(1mないし2m)です。
ただ、サッと引っ掛けるだけだからこそ使い勝手も良いのですが♪
今回紹介した100均の道具は使っていませんが、テントのロープと自在金具を交換した記事もあります。
ほかにも100均グッズにはこんなものも有ります!
それではまた!
↓キャンプ道具の為に節約したいならこんな方法も有ります↓
コメント
反射テープの方が良さそう
これから始めたいので色々と調べてます
参考になりました
ダイソー プラスチック製自在金具 蓄光ストッパー
使い方間違ってますよー逆さになってますー
ちゃんと使えばしっかり固定できますよ~
キャンプに使ったわけではないので耐久性の参考までにですが、、、
セリアのアルミコードスライダー付きガイロープ300cmについてです。
家のシェードを張るのに使ってたのですが、まずすぐに退色しました。
そして、半年ほどの使用でロープの外側が剥がれだし、その後、9,10ヶ月で交換する時には芯だけ残して、外側はボロボロに崩れました。
新しく交換したのが蓄光ロープでしたので、さらにこれは弱そうですね。