色んな所で「着火剤が無かったら松ぼっくりが着火剤代わりになる!」とか、「松ぼっくりは自然の着火剤」って話を聞きますよね~。
でも、本当に着火剤として使えるの?松ぼっくりだけで炭が熾った状態になるの?って疑問に思いませんか?
そんな疑問を持ったので、普段はロゴスのファイアライターを着火剤に使っているんですが、松ぼっくりをファイアライター代わりにして炭を熾せるか実験してみました!
松ぼっくりで炭は熾せるか!?
松はマツヤニを含んでいるのでよく燃えるというのはよく聞くんですが、松ぼっくりが着火剤といわれる所以(ゆえん)はそういうところからきているんでしょうね~。でも、松ぼっくりって実際どれくらい燃えるのかな??
今回は拾ってきて半年以上もの長い年月をかけて室内で自然乾燥させた松ぼっくりを使用しています!そう、子供が拾ってきて、その後は家でほったらかしになっていた松ぼっくりです!
ちなみに普段私が使用している着火剤はこちらです。私の中で現在、最強の着火剤です。めっちゃくちゃ便利です。これを忘れちゃったとき、代わりに松ぼっくりが使えるのであればありがたいな~。
松ぼっくりの1個の燃焼時間は?
まずは単純に松ぼっくり1個にチャッカマンで火を点けてみました。
これが何分で燃える切るのかを見ていきたいと思います。
それでは着火!
イイ感じに火が上がってきました!と思ったのもつかの間…思いのほか燃え広がらない…
2分5秒後には半分燃えて、半分そのままという状態で燃え尽きてしまいました…
スミマセン!驚きのあまり写真を撮るのを忘れてしまいました!!
だって、松って燃えるんでしょ…?松ぼっくりって着火剤になるんでしょ!?着火剤になると思って始めた企画だから…びっくりしたんです、スミマセン。
でも、気を取り直して、次に進みます!いよいよ炭が熾せるか実験です!(幸先悪いですが…)
松ぼっくり3個で炭は熾せるか?
私はチャコスタ代わりにロゴス ピラミッドグリル コンパクトを使っています。実際にこれは純正チャコスタほどの効果は無いにしても、十分チャコスタ代わりに機能してくれているのは実証済みです。
ロゴスのファイアライター使用時もこれで火起こしをしているので、同じ条件での実験スタートです!ちなみにピラミッドグリル コンパクトをチャコスタにする記事はこちらです。参考にどうぞ♪
松ぼっくり3個を着火剤(ロゴスのファイアライター)の代わりに敷き詰めて、その上に炭を配置しました!
では着火!!どうかな~♪どうなるかな~~♪ワクワク♪
着火から2分ほどでこうなりました…。
チーン…。
やっぱ、消えるやん…あかん子やん、松ぼっくり…。やっぱり1個だけ燃やした時と同じ結果やん…。
とは言いません!!付くまでやってみます!!
もう、どうやったら松ぼっくりで炭は熾せるのか!!?そっちが気になってきました(笑)!
松ぼっくりはさすがにファイアライターと同じ様にはいかない…
よく記事で見かけるのは「緊急時の着火剤がわり」という文言…。緊急用という事は、着火剤と全く同じようにはいかないんですね!きっと!
着火剤は一度燃やすと燃料が無くなるまで燃え続けてくれるんですけど、松ぼっくりはそうじゃないんだ!っていう事ですね!
なら、松ぼっくりが気持ちよく燃えるようにアシストしようじゃないか!!
燃焼に必要なのは「燃えるもの」「酸素」「発火点以上の温度」です。むか~し昔、理科で習ったな~。
今あるのは
燃えるもの=松ぼっくり
酸素=空気
発火点以上の温度=チャッカマン
チャッカマンは点火するだけで、それ以上アシストできないから~…
そうだ!燃えるもの=松ぼっくりを追加していって、さらに酸素=空気を送ってあげればいいんだ!ってことに気が付きました!
なので、その点を踏まえて実験再開です!
松ぼっくりを追加しながら炭を熾してみた
さっそく実験です!先ほど燃え切らなかった3個の松ぼっくりに点火しました!
さらに「燃えるもの」を追加するため、炭の隙間に松ぼっくりを2個追加です!
この時点ではまだ燃焼に必要な酸素を追加供給していません!煙は上がってくるが炎が上がる様子はありませんね~。このままだとまた炎が上がる前に半分燃えて終わりとなる可能性が高いですね~。
と、いう事で酸素を供給です!口で「ふ~っ!ふ~ぅ!」と酸素(空気)を送り込みました!
しばらく送り込んだところ…なんと!
松ぼっくりに火が回ったようです!赤く燃える松ぼっくり!でも!松ぼっくりの元気は徐々によわくなっていきます!なのでここで松ぼっくりをさらに追加!少し炭を動かして合計4個投入しました。小さな松ぼっくりだったのでガンガン追加しましたが、実際にはそんなに必要ないかも(笑)。
そして酸素(空気)をテキトーに送り込んだところ、ついに火が上がってきました~!
火が上がったところで松ぼっくりと空気の投入は終了しました。
なんか大げさに書いていますが、松ぼっくりが合計9個と、少しフーフーしただけです(笑)。
ここまで来れば、後はチャコスタが頑張ってくれます(純正チャコスタじゃなくてピラミッドグリル コンパクトだけど…)。
と、いう事で15分ほど放置した後にユニフレームの焚火台、ファイアグリルへ炭を移したのがこちらです。
市販の着火剤とそん色のない熾り具合です!あとはここに炭を追加してほったらかすだけで調理できるレベルまでになりました!この熾った炭たちは「讃岐名物 骨付き鳥」と「焼きもろこし」を調理してくれましたよ~♪
結論:松ぼっくりってすごい!!炭は熾る!!
灰、結論です。松ぼっくりってすごい!!
着火剤として使えるレベルです!!
市販の着火剤の様にはさすがに扱えない部分も有りますが、ただで手に入るものでここまで炭が熾るのであれば十分実用レベルだと思います。
ただし、松ぼっくりで炭を熾そうとする場合、今回のやり方ではチャコスタとある程度の量の松ぼっくりが必要ですが…。チャコスタ代わりに使用しているピラミッドグリル コンパクトもかなり優秀なギアですからね~♪
それでも、市販の着火剤の代わりに使用して炭が熾ったので、松ぼっくりが着火剤として実際に使えるという事がわかりました~。
今はもう、松ぼっくりを見つけたらお宝が転がっていると思えてきましたよ(笑)。
この実験、ゆるキャンを読んでいてやって見ようと思ったんです。普通に読んでも面白いマンガですが、色んな発見もあるので、キャンパーは一度読んでみてはいかが?
それではまた!
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