キャンプって楽しいですよね♪
自然の中でゆっくりと過ごして…美味しい酒と食事、気の合う仲間との会話…
喜ぶ子供の笑顔…はしゃぐワンちゃん…
本当に楽しいですよね♪
でも、楽しい時こそ是非周りを見渡してください。すぐ隣には別のご家族がそれぞれのスタイルでキャンプをされている様子が見えると思います。
自分の行動は他人の迷惑になっていませんか?
そこはキャンプ場です。色んな人が利用して、それぞれキャンプを楽しんでいます。
自分も、そして周りの方も快適にキャンプが出来るようにと、ここ数年キャンプをしている中で目にした気になる点をご紹介します。
自戒の念も込めて…
消灯時間・サイレントタイム等、音と光に注意
無料のキャンプ場ではルールとして制定されていませんが、有料キャンプ場では多くが就寝時間に関してのルールがあります。
多くは22時以降消灯や、静かにする等…
子供も大人も、22時と言えば眠る人が増えてくる時間です。
多くのキャンプ場が22時以降は寝る時間と定めているのは、楽しい時が過ぎるのを忘れて夜中まで会話を続けてしまう事が多いから…。
でも、テントに防音性能は皆無です。ただの布ですから10mとなりで盛り上がっていたら、その声はかなり隣のテントに届いています。そうなると、寝たい人はなかなか寝れません。
キャンプ場の就寝時間規定は守るようにしましょう。その時間が来たら寝ないといけないわけでは無く、寝ている人の迷惑にならないようにするだけですから。
夜間の音楽はもちろんですが、日中でも音楽禁止と書かれたキャンプ場も存在します。ですが、実際にはどこからか聞こえてくることが多いです。
禁止と書かれていないところでは最近では5回中3回位、聞こえます。自然の音を楽しみに来た人には…辛いと感じるものです。
禁止と書かれていないキャンプ場なら、それは自由でOKでしょ?と思うかもしれませんが、やはり他サイトの方が不快に思うような音量は避けるべきです。
あなたたが心地いいと思う音楽でも、隣の方はそうは思っていないかもしれません。
音楽をかけるなら、自分が楽しめる程度の小さめの音にしましょう。
これはホテルの客室を想像すると分かりやすいかもしれませんね。あなたが客室でくつろいでいたら、突然隣から音楽の重低音が聞こえてきた…それも夜遅くまで…。
これはマナー違反と言わざるを得ないですよね。キャンプ場でも基本は同じだと思います。ゲーム音も同様です。
無料のキャンプ場も、光と音の考え方は基本的に同様です。周りが寝始めたら静かにする等。それぞれ楽しみたいスタイルは違うので、一概に何がダメという事では無いと思いますが、やはり大事なのは他者への気遣いだと思います。
各サイトは利用者の部屋です 通路ではありません
4回に1回くらいは通りますね、うちのサイト内を見知らぬ方が…
これは基本的には区画サイトの話ですが、区画サイトはその区画利用料を支払ってキャンプをしています。
いわば客室です。
たとえ外であっても、客室は客室です。見知らぬ方が通って良い場所ではありません。
ホテルで人の部屋に勝手に上がり込んだら…普通はフロントに通報されるレベルの出来事です。さすがにキャンプ場ではそこまで目くじらを立てる方は居ないと思いますが、行為の中身は一緒です。
サイト内にはテント保持の為のロープが張られていたり、刃物や火を扱っていたりと、危険も有ります。他人の区画内は入らないように気を付けましょう。
これはグループ内で初めてキャンプに行く方やお子さんに多く見られるように感じています。それらの方がいる場合は、しっかり伝えてあげましょうね。
お互い気持ちよくキャンプ出来ますよ。
フリーサイトの場合でも、他人のテントの周りは歩かないようにしましょうね。ロープに引っ掛かってテントが破損なんて事になったら、せっかくのキャンプが楽しくなくなりますから。
芝生が焦げてます…
燃えた芝って…いつ再生するんでしょうね?そもそも再生するんですかね?
たまに円形に芝が焦げたサイトに当たります。せっかくの芝生サイトが、焦げ芝サイトになっています(サイトのほんの一部分ですが)。
私は芝の手入れをした事が無いので詳しくは知りませんが、お手入れは大変と聞いたことが有ります。
焦げた芝は、直接芝の上に火のついた炭や薪を置いた(直火とか)か、もしくは断熱効果が無い背の低い焚火台を使用したかのどちらかだと思います。
「昔は焚火台を使用する事」となっていましたが、「背の低い焚火台の下にはレンガを敷く事」という所チラホラ見かけます。
そもそも芝のキャンプ場は直火NGですが、焚火台を使用していても芝生がダメになるような熱さにならないように、注意しながら使用しましょう。
このような耐熱・耐火シートを使用するのも、キャンプ場の環境保全のためには一つの方法かと思います。
私はロゴスの耐火断熱シートを使用していますが…
色んなメーカーからも出ています。
あと、芝生サイトで無くても直火禁止の所がほとんどかと思います。その理由の一つとして、炭は自然に帰らないという事があげられます。
直火の後に残した炭はずーっと残ります。
直火OKの場所であっても、炭や薪の燃えカスなどはきちんと処理をしましょう。分解されないだけでなく、火事の原因にもなりますから。
共用施設は使用後はしっかり片付けて、綺麗に
共同流しを使用した場合、2回に1回以上は目にする食べカス…
上の写真はなかなかの…です。これはちょっとゴミを取り忘れたとかのレベルを超えています。私はこの後に使用したくありません。
ちょっと取り忘れたのはせいぜい下のレベルです。
上のを見たら、シンク内のゴミ受けにたまっている程度は、忘れて行っちゃったね~と笑える程度です。
普通、人は誰かの残飯を処理したくないですよね?でも、自分が洗う時に前の人の残飯が有れば…取るしかない…。
共同の流しを利用したら、流し台部分はもちろん、排水溝のゴミ受けにたまったゴミもしっかりと持ち帰りましょう。
そして、各サイトに流しが付いている場合も同様です。使用後はきちんと処理しましょう。こちらに関しては、次に使う時に気持ちいいというよりも、動物や虫などを寄せない為です。人の食べ物の味を覚えた生き物は面倒なことになりますから。
トイレも同様に、キレイに使いましょう。連休などのハイシーズン時は利用者が多いので汚れがちです。次の人が快適に使えるよう、キレイに使う事を心がけましょう。
強風時 焚火はテントを破壊する凶器と化します
冬場にたまに遭遇します。焚火の火の粉が強風に乗ってうちのテントに当たりそうになるシーン…
はっきり言って、怒りを覚えるシチュエーションです。
多くのテントは化繊です。まぁまぁのサイズの火の粉が来たら、すぐに穴が開きます。たとえポリコットンであっても、人のテントに火の粉を当てて良い理由にはなりません。人のテントに穴が開いたら、弁償できますか?
テントに穴が開いたら、強度面でも雨漏りの面でも心配があるので修理せざるを得ません。
強風時の焚き火はかなり火の粉が飛ばされます。ゆうに10m以上飛んでいるのも見たことが有ります。
やり始めた時はそんなに飛ぶとは思っていなくても、他人のサイトまで飛んだのが分かったら焚火は諦めましょう。トラブルのもとです。
テント以外にも、強風時の焚き火は火事の元になる危険性をはらんでいます。たまにしか行かないキャンプで、どうしても焚火がしたいという場合でも、危ない事はしてはいけません。
少なくとも隣のサイトまで火の粉が飛ぶような強風の時は、焚火日和ではありません。
次に利用する人の為に ゴミ&忘れ物チェックをしよう
たまに落ちてます。サイト内にゴミ…
よく目にするのは薪を留めている針金ですね。これは芝生に落ちたら見えにくいので、落ちてる率が高いゴミですけど、針金なので結構危険です。
基本的に撤収して帰る際には、サイト内を歩いて回って忘れ物&ゴミチェックをするようにしましょう。
ペグを忘れているって事も多いですよ。
ゴミは捨てて帰れるキャンプ場ですか?
キャンプをすると、炭の他にも食事の際に出た食べカスや生活ゴミなど色んなゴミが出ます。
分別回収できるキャンプ場の場合、きちんと分別して捨てましょう。分別をしなかった場合、苦労するのはキャンプ場の方です(たぶん)。
それが続くと…?考えたくありませんね。快適なキャンプ場が減るのは勘弁です。
もし捨てれないキャンプ場だったら?
絶対にその辺に捨てて帰ってはいけませんよ。必ず持ち帰りましょう。気軽に考えて適当に捨てたその行為で、キャンプ場が閉鎖されることも有ります。
不法投棄する方はキャンプする資格が有りません。不法投棄した時点でキャンパーから犯罪者になります。
キャンプ用ゴミ箱には、そのゴミ箱に入れたまま持って帰れるものも有ります。そういう物を活用して、持って帰りましょう。
その予約 ホントに行きますか?ダブってませんか?
私は休暇村南あわじシーサイドオートキャンプ場に過去何度も行っていますが、普通に予約できたことが一度も有りません。
ここは好きなキャンプ場なのですが、毎回予約開始と同時に全ての土曜日・連休が「満」になります。なので、私はキャンセルが出るのを待つ以外で行ったことが有りません。
キャンセル料がかかる1週間前には空く事が多々あります。当然、色々な都合で行けなくなる事は有るでしょう。しかし中には、行きたいキャンプ場が他に有るけど、予約タイミングの都合で仮押さえをしたという事も考えられます。
行けない・行かないと分かった時点でキャンセルする事は、キャンプ場を多くの人が行けるようにするために重要な事です。
予約をする時点で認識して頂きたいことが有ります。
その予約は「誰か行きたかった人の予約分」だったかもしれないという事。その予約が無ければ、本当に行こうとした人が行けたかもしれません。
そんな人気のキャンプ場ですが、行くとよく空きを目にします。中には急な発熱で行けなくなったという事も有るでしょう。
私はキャンプ場経営者では無いので実情は分かりませんが、ホテルなどと同様、無断キャンセルも存在していると思います。
実際、キャンプ場ではそういうキャンセル等の悩みから、事前予約・事前入金・返金無しというキャンプ場も有ります。
皆が楽しめる様に予約は確実に行く所のみ、無理と分かった時点で早めのキャンセルを心がけましょうね。
うちのサイト…ペットのトイレじゃないんですけど…
ペット可のキャンプ場はありがたいですよね。
ペット連れだと旅館にもなかなか行けませんし、キャンプでペット可と言うのは非常にうれしいポイントです。
実際、ペットは条件付きでOKなところは結構多いです。
そんなペットですが、見かけるのは犬が多いですね。鳴き声等、どうしようもない部分にとやかくいうのはどうかと思いますが、問題はトイレ…
極まれにですけどね、人のサイト内でおしっこをさせる人がいます。
論外です。
よそのサイトはトイレではありません。テントから離れている木だから良いという事も有りません。
他人の家の庭でおしっこをさせるのと同様ですので、気を付けましょうね。
ペットを連れてくるなら、トイレに関しては持ってきてください。ペットの事なので、知らぬうちにしてしまうことも有るとは思いますが、せめて水で流しましょう。
自分のサイト内でも、次に使う人がおしっこ臭かったら申し訳ないですよね?
今いる人・次の人・その次の人も快適に使えるように、キャンプ場がこの先も続けられるように、何よりキャンプが皆にとって楽しいものであるように、私が見て感じた気をつけたいマナーをまとめてみました。
それではまた!
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