6月・7月・8月。輝く太陽とレジャーの季節♪
個人的にはキャンプをするのに最もハードな季節と感じています。
とにかく暑い!虫!ゲリラ豪雨に台風!それらを考えると…ハード…(笑)。でも、夏にしか楽しめないレジャーもあるので、やっぱり魅力的な季節♪
ハードだと分かりつつも、ついつい行っちゃうんですよね(笑)。
そんな夏キャンプの注意点とその解決法、魅力をお伝えしていきます。
・夏のキャンプにどんな魅力が有るのか知りたい方
・夏にキャンプをしたけど過酷だった、快適にしたいと悩んでいる方
注意点① 暑さ
とにかく暑い…。
6月や7月前半の梅雨の時期はまだそこまで暑い日は多くないですが、梅雨明けから一気に命に関わる暑さになります。(※梅雨の時期には梅雨寒といって、意外とめっちゃ寒い日も有ります。)
そして、言わずもがなですが日差しもメチャクチャきつい…。
私が「キャンプで一番過酷な季節は夏」と実感している最大の理由です。
寒さに関しては「着込む」「暖房」で対策のしようが有りますが、暑さに関しては…正直対策法はかなり限られます。
対策をしたとしても、正直何とかギリギリ生きていける…程度の対策になる事も多いです。
それでも何も対策をしなければ重度の日焼けでまっくろくろすけ+熱中症の危険性大なので、以下の対策をすることをお勧めします。
解決法以前に…絶対必須アイテム① 飲料
何が何でも忘れちゃいけないのが飲料!
これが確保できない状況なら、夏キャンプ禁止です。
30度を超える気温・炎天下でテントやタープの設営をしていると、ビビるくらいの汗をかきます。気を付けていても脱水症状になりそうなくらい汗をかきます。
夏キャンプに於いて水分は「命そのもの」と思っておいた方が良いです。
さらにアルコールには利尿作用が有ります。アルコール摂取の際はさらに水分摂取も心がけるようにしましょう。
当然必要な水分量は気温・日照時間・運動量でも変わるので一概には言えませんが、余裕を見て結構な量を持って行っても、キャンプ場の自販機で買い足したりするので、必ず途中で足りなくなっても確保できる手段はあらかじめ探しておきましょう。
水で割るタイプの濃縮缶も暑い時期の水分補給のアイテムとして使えますよ。
解決法以前に…絶対必須アイテム② 日よけ
もう一つ、無いと夏キャンプは出来ないと感じるのが「日よけ」です。
写真の様なオープンタープや2ルームテント、もしくはスクリーンタープのような日差しを遮る物は必須です。
夏はムチャクチャ日差しがきついです。
たとえ夕方でもじりじりと焦げそうなくらいの日差しを感じます。
日光は心身の健康を保つために重要ですが、過ぎたるは及ばざるがごとし。多すぎる日光は健康被害につながりますからね。
そもそも日焼けって火傷ですし…ひどくなるとマジ火傷…。
夏はタープ等で日よけを確保して、安全快適なキャンプをしましょうね♪
解決法① 寝る時の快適性確保 通気&寝具
必須アイテムを揃えたうえで、快適夏キャンプを目指すべく私が注意している点がこちら!
寝る時をいかに快適に出来るか!
日中に出来る事は正直あまり多く無く、水分摂取と日差しを遮る程度です。(それ以外は服装も有りますが…ここは次項にも絡んできます)
夏キャンプの快適さ≒寝る時の快適さと言いかえれるほど、就寝時は重要項目です。
そこで重要になるのが、通気性の確保。
空気の流れが有れば、熱帯夜に近い屋外でも結構涼しく感じます。家の中とは違い、建物に熱がこもりませんからね。
そこでテントはメッシュパネルで通気性を確保をしたり、人目はタープ等を活用して写真のように配置する等で遮る事で、かなりテント内が快適になります。
あとは、かなり暑い日は封筒型の寝袋を開いて敷布団にして、その上にブランケットだけで寝るのも有りです。
が、通気性をしっかり確保していると、ブランケットだけでは寒く感じる事もあります。
それくらい、通気性は夏の寝床の快適さに影響します。無風だったら通気性を確保しても暑いですが…。
解決法② サーキュレーターや扇風機
とはいえ、ドームテント等で換気が難しい場合も有りますよね。通気性を確保しても、無風だったら暑いし…。
そんな時はアウトドア用の電池式サーキュレーターや、最悪電源で扇風機もアリだと思います。
外で扇風機を回しても、正直いって風が有るんだか無いんだかよく分かりませんが、テント内だと結構快適になります。
狭いテント内だと、こういった物で空気を循環させるのは結構効果的です。まぁ、それも太陽が沈んでからようやく恩恵を感じると言った感じですが(笑)。
快適な就寝タイムには心強い味方だと感じています。
比較的安価に入手出来て、電池で動くコールマンのファンや…
ちょっと高価だけど、マキタのバッテリーが使えるので、DIYなどでマキタ製品を使っている人には結構便利なスノーピーク フィールドファン等があります。
解決法③ 高地のキャンプ場に行く
そもそも高地に行けば、夜の暑さはあんまり気になりません。
※高地でも日中は日差しが強く暑いですから、日よけは必要ですよ。
気温は100m上がるごとに0.6℃下がると言われています。今あなたが住んでいる所より1000m高い場所にあるキャンプ場は、6℃低いという事です。
冬は雪深いエリアにある広島県の大鬼谷キャンプ場で7月後半にキャンプした際は、最低気温が20℃を下回っていた記憶が有ります。大鬼谷と同じ市にある帝釈峡くぬぎの森の20んwん8月1日~2日の気温がこちら…
20℃を切るとブランケットでは寒くて寝れません…。
こういったエリアでは暑さ対策はそこまで気にせずに快適に過ごすことが出来ますよ。
そうはいっても、海キャンプが好きな私は暑い所に行ってしまうのですが…。
解決法…というかおススメ 速乾性の服
そんな暑さがひどい夏キャンプ。暑いので大量の汗をかきます。
そこで私は、夏キャンプでは速乾性の服を好んで着ています。ユニクロのEXドライとかですけどね。
汗をかいても、タープ下でゆっくりしていると、ワリと早く乾きますよ♪
注意点② 天気の急変 あと台風
夏は夕立とかゲリラ豪雨が降るんですよね~、マジ厄介です…。
気温が高く空気中の水分量が多い為、どうしても多雨になる時期なので、仕方ないんですけどね。
でも、屋外で楽しく過ごしている所に雨が来たら…チーン…です。
山の方のキャンプ場なんかは、ホントに天気が急変しますしね。海側のキャンプ場は、あ~入道雲が近づいてきたな~とか感じる余裕が有る事も多いですが。
あと、川遊びしている際などは本当に天候には注意してください。キャンプ場付近では降っていなくても、上流でゲリラ豪雨なんてあったら、水嵩が増しますから。
そして7月・8月は雷のシーズンでも有ります。
下のグラフは気象庁が公表している落雷による被害件数です。
7月・8月は突出して多いですね。私もキャンプをしている際に地面が揺れるくらいの距離に落ちたことが有ります…めっちゃ怖かったです…。
その他、台風の季節でもあります。もう…無茶苦茶ですね、夏(笑)。
下の図は気象庁の統計です。本土(北海道、本州、四国、九州)への接近数をまとめた物です。
接近数の定義…
台風の中心が北海道、本州、四国、九州のいずれかの気象官署等から300 km以内に入った場合を「本土に接近した台風」としています。
(注)接近は2か月にまたがる場合があり、各月の接近数の合計と年間の接近数とは必ずしも一致しません。
6月はまれ・7月はボチボチ・8月はガンガン・9月&10月もパーティー状態の接近数です。
台風に関しては、キャンプ場が閉鎖されたりと指示が出る事もありますが、キャンプ場は運営する!ってなると、行っていいのかやめとくべきか、悩んだりしますよね。
解決法 ゲリラ豪雨
急な天気の変化に対応するためにも、タープ等は必要になって来ます。
タープが有れば、雨でもひどく濡れる事は有りませんからね。
夕立などはサッと降ってサッと上がる事も多いので、降ってから対応しても意味が有りませ。なので日よけ+雨よけとしてあらかじめ設営しておくと良いですよ。
あと、川遊びに関してはALSOKや京都府のHP等でも安全な遊び方が紹介されているので、是非そちらをご確認ください。
解決法 雷
テントから一番近い避難所は「車の中」です。車の中がキツイなら、センターハウスが良いと思います。
近くで雷が落ちるようなことが有ったら、迷わず車の中に避難してください。車は雷が落ちても中の人に影響が無いように設計されています(オープンカーは除く)。
テントの中は安全地帯ではありません。
濡れた地面を伝って感電することも有りますし、木からテントに流れる可能性も有ります。
雷はそんなに長時間落ち続けていた記憶は私には有りません。30分~1時間もすれば離れていく印象です。
無理せず雷が近くに落ちている間は避難しましょう。
解決法 台風
台風に関しては、安全優先で良いと思います。強風ではテント倒壊の危険が有りますから。安全でこそのレジャーです。
明らかに台風がキャンプ場にやってくる時はキャンプ場が閉鎖しますから、そういう時は判断の必要も無いんですけどね。
微妙に近くを通る時は正直悩むんですよね…。
スノーピーク土佐清水キャンプフィールドに行こうとして、台風で泣く泣くあきらめるまでの葛藤の記事も有りますので、良ければご覧ください。
強風域にかからない場合はキャンプ場は大体オープンしている(経験上そう感じています)と思うので、そういう場合は前日や当日の朝に、行けそうな天候かどうかを確認するのも1つの手だと思います。
そんな時は私は、準備だけ進めておいて、キャンプ場と相談しています。台風が離れた位置にあっても、当日凄い風が吹き荒れていて(強風域にも入っていないのに)「キャンプ場を閉めようと思います」という時もありました。
その時は2泊3日の予定→1泊2日に変更で行きました。1泊分の食材はお家で消費しました。
朝は強風域に入るけど昼からは遠くに行っている場合なんかは、強風域にかかっている中でも「うちは全然風無いですよ~。昼からは台風も遠くに行くので、キャンプ場は営業していますよ。キャンセルしてもキャンセル料は頂きませんので無理なさらず。」という所も有りました。
その時は行きました。
一つ言える事は…「無理はしてはいけません」
安全でこそのレジャーです。
安全が確保できそうな状況ならGOですが、そうでなければ止める事も大事です。
注意点③ 虫
ま~~やっかいよね、ホントこいつら…
うちらの事をエサとしか思ってないんですもん…。
虫さんにとっちゃ、エサが向こうからやって来たという感じです。なので、気が付いたらえげつない量の虫刺されの被害に有ったり…。
無対策だと、マジでカモがネギしょってやってきた状態です(笑)。
それが蚊ならまだかわいらしい(※蚊は伝染病を媒介することも有るので、ホントはあんまりかわいくは無いですけどね、痒さだけを考えれば、という事です)ですが、ブヨやハチの被害に遭った日には…ホントもう、夏怖ぇよ…マジやだよ…ってなるかも。
私はまだハチに刺されたことが無いですが、ブヨの被害には遭っているので、アイツはヤバい!!っていうのを感じました。
超絶なかゆみ、さらにチョイ痛い!しかも腫れるし…。あれは最悪です…。
解決法
虫に関しては重点的にまとめた記事が有るので、是非そちらをご確認ください。
ザックリ言うと、私は肌の露出を控えめ(特に足首)、パーフェクトポーション等のブヨに聞く虫よけスプレー+パワー森林香のトリプルアタックで凌いでいます。
蚊だけではなくブヨ対策にもなるので、この2つを使っているキャンパーは多いのかなと思います。
とはいえ、どれだけ対策をしても一定確率で噛まれてしまうのは仕方のない事…虫よけ対策はあくまでも確立を下げる対策ですから。
ヤバい虫に刺されたときポイズンリムーバーが便利です。
これが有ると、刺された個所から毒を吸い取ることが出来ます。
魅力① とにかく遊びが豊富
何でそんな過酷な時期にキャンプをするかって??やっぱこれでしょ!!
海水浴や川遊び!釣り!その他トレッキングやなんやかんやのレジャー!!
キャンプ場によってはプライベートビーチが有ったりと、ここは人生の楽園か??って思えるような楽しさにあふれた季節です♪
こうやって釣りをしても、冬に比べたら圧倒的に何かは釣れる時期ですし♪
川遊びだってこの通り!(川遊びは注意点がいっぱいなので、色々情報は仕入れてから遊んでくださいね)
山側のキャンプ場なら付近を散歩するも良し、自転車貸し出しOKのキャンプ場ならサイクリングも良し♪
何をするにしても最高に楽しい季節です!
日中はレジャー・夕方からキャンプでBBQなんて、最高ですよ♪
魅力② ややこしい道具が必要無い
夏キャンプは冬などと比べて、特別な道具が必要無いのも魅力です。
キャンプをするにあたっての敷居が低い時期とも言えますね。
テント・日よけ・BBQ・イス・クーラーボックス程度を用意すれば、シュラフは無くても家のブランケットでも良いですし、日が長いのでランタンなどの照明器具も、出力が弱くてもなんとか凌げますし。
冬はそうはいきませんけど、夏は普段家で使っている物で代用できるものが多いのでね。
気軽にキャンプを始めたい人にはすごく始めやすい時期だと思います。
食事に関しても、夏は勝手にみんな気分がアゲアゲになっているので、肉さえ焼いておけば勝手に盛り上がりますしね(笑)。
冬はそうはいきませんけど…。冬なんて、肉焼いてもただただ寒いせいで、そんなもんより鍋食わせろ…ってな気分になりますからね(笑)。
いくつかある注意点には気を付ける必要が有りますが、夏キャンプには夏しかない魅力が有りますよ♪
それではまた!
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