スポンサーリンク

オピネル カーボンスチール をメンテナンスしてみた 研ぎ~黒錆加工まで

研ぎ石で刃先を研いでいく キャンプ全般
スポンサーリンク

アウトドア用のナイフとして人気のオピネル。

オピネルのカーボンスチール(炭素鋼)の刃を使っていると問題になるのが赤錆…

私はそれを防ぐ為に”黒錆加工“をしていますが、最近茶色い変色が目立ってきました。若干切れ味も落ちてきたし…。

という事で、今回はその黒錆加工を施した後のオピネルをメンテナンスしてみました。

こんな方におススメ
・カーボンスチールのオピネルのお手入れをしたい方
・黒錆加工後のオピネルのお手入れをどうするか悩んでいる方

※私は今回紹介する方法で手入れをしていますが、正しい手入れ方法かは不明です。特にこの手入れの仕方で問題は発生していませんが、その点はご理解の上ご覧ください。

スポンサーリンク

黒錆加工しても茶色くなってきたのでお手入れを…ついでに切れ味も回復を…

購入してからすぐに研いで、その後“黒錆び加工”を施したオピネルカーボンNo.8。(※同時に、持ち手部分の木は乾性油を染み込ませています)

黒錆び加工を施したとはいえ、使用頻度も高く、気づいたらちょっと茶色く変色してきて…

ちょっとお手入れが必要かな~?という見た目になって来ました。

カーボンブレードは硬度が高く、ステンレスに比べて切れ味が良いようですが、錆びやすい為に黒錆加工をする方が多いのかな?と思います。

黒錆加工とは…赤錆が発生して刃がダメになる前に、発生しても問題の無い黒い錆を付けて刃を守る(赤錆が発生しにくくする)事です。

一度黒錆を付けた後に切れ味が悪くなった場合、どうしたらいいの?

黒錆加工をしているけど茶色い斑点みたいなのが出てきた…。どうしよう…?

そんな時、私は以下の手順で再生させています。

最初にも書いていますが、私のやり方が正しいかどうか…よく分かりません!今まで何度か今回のやり方でメンテナンスをしていて、特に問題は起きていないので、私のやり方をご紹介しております。

その点だけご理解ください。

STEP① 研いで擦って茶色を無くす

まずは表面の変色(茶色っぽくなっている部分)をキレイにし、刃先も研ぎなおして切れ味を元に戻します。

私が使用するのは包丁用の両面砥石です。簡単に済ませたいので、砥石はこれ1つしか使いません。研ぎにこだわると、砥石の番手がどうとか有ると思いますが、これでも満足する切れ味になるので、これしか使っていません。

両面砥石で刃を研ぐとは?…両面砥石には目の粗い面・細かい面が有ります。まず、目の粗い方(ザラザラした方)で刃を研ぎます。刃が欠けていたら、欠けた部分まで削って綺麗にしていきます。次に目の細かい方(サラサラした方)で研ぎ、鋭利に整えていきます。

私の行っている手順はこちら…

(※研ぎ方に関しては、検索すれば色々出てくると思いますので、色々見てみてください)

まず、砥石にしっかりと水を含ませる必要が有るので、気泡が出なくなるまで水没させます。

砥石の両面から気泡が出なくなったら砥石を水から取り出し、同時に手元に水を用意し、砥石の粗い面に刃先だけを当てて研いでいきます。(刃先を当てる角度は、私は峰の部分に10円玉1~2枚入る程度に角度を付けています)

砥石には水が含まれていますが、研ぐ際に砥石表面に水分が無いと研ぎにくいので、定期的に水を垂らします。

オピネルの刃は、両刃と言って両方から刃先に角度が付いている(出刃みたいに片方からだけ削っているのは片刃)ので、両面を削っていきます。

両面を削り終わったら、最後に削った面に対して反対方向に刃のバリが残っているので、反対側を砥石に当てて(研ぐときと同じ角度で)、軽くシュっと刃先だけを砥石の上で滑らすように動かしてバリを取ります。

刃先を目視で確認して、キレイに鋭利な刃になっていれば次は砥石の細かい目の方で同様の作業を行います。

これで刃先はきれいになりましたが、まだブレードの表面の変色は残ったままです。

これに対しては水分を含ませた布・革等の端切れを用意します。

砥石の目の細かい方で研いだ後、その砥石の削りカスを利用して変色部分を落としていきます。

削った後の砥石の削りカスを含んだ水分に端切れを湿らせ、その端切れで擦るだけ…

変色が目立つ部分にだけしています。

擦った所は黒錆びが取れて地金の色が見えてくるので、銀色に光ってくればOK!後は黒錆び加工に移ります。

※正しいメンテナンスかどうかは、正直わかりません。私はこうしているって言うだけです。

STEP② 黒錆び加工

黒錆び加工に必要な材料
〇黒錆び溶液入れ用の容器…500mlペットボトル等
〇食酢
〇とても濃く煮出した紅茶

500mlの空ペットボトルを用意します。

オピネルの取っ手部分の真ん中くらい迄納めれる高さにカットします。(コップに入るなら、コップでも構いません)

次にとても濃く煮出した紅茶(300mlにティーバッグ3つ分くらいをしっかり煮だしたくらい)と、食酢を用意します。

切ったペットボトルに濃い紅茶:食酢=8:2で混ぜます。

後はその液に刃先を突っ込むだけ。

1時間ほど待って、下の写真の様に液が気持ち悪い黒緑色に変色したら完了です。

これで黒錆び加工は完了です。

よく、オピネルの刃だけ外して漬けるっていうのを見ますけど、私のオピネルはどれだけ頑張っても刃が持ち手部分から取れませんでした…。

なので購入以降、一度も刃を外さずに黒錆び加工をしています。

刃を外さずとも、特に問題無く黒錆び加工は出来るので、刃を外すのが面倒・外れないという方も、ぜひ挑戦してみてください。

で…メンテナンス前と後がこちら…

もともと黒かった部分と、黒錆びを落とした部分では黒色の濃さは違いますが、キレイにメンテナンスが完了しました。

切れ味も良くなったし、満足満足♪

メンテナンスで特別必要なものと言えば砥石くらいですので、挑戦してみてはいかが?

これが有れば家庭の包丁も簡単に切れ味が戻りますし、一家に1個有るととても便利です♪

オピネルカーボンはステンレスに比べて錆びやすいので手入れが必要になりますが、ブラックブレードに変身するオピネルは中々にカッコいいですよ♪

↓オピネルの使い心地に関する記事はこちら↓

料理で使いやすいのはどっち? 包丁 VS オピネル 
キャンプで調理に使う際、かっこいいナイフはどれだ?と探した時に、オピネルに出会った方も多ですよね。でも…折り畳み式(フォールディング)ナイフって、実際使えるの?そんな疑問に、調理時には包丁・オピネルどちらが使いやすいのか、比較してみました。

それではまた!

コメント