使って分かった良コスパ寝袋(シュラフ) スナグパックの使い心地

スナグパック キャンプ道具

高コスパと噂の寝袋(シュラフ・スリーピングバッグ)のスナグパック(Snugpak)。

実際、どんな使用感なの?現物を見た事が無い…どんな使用感なのか分からないとちょっと買うのが怖い…。そう思う方も多いかと思います。

そこでスナグパック マリナースクエア(限界温度‐7℃)を使用してみて感じた、実際の使い心地をご紹介していきます。

こんな方におススメ
・コスパの良い寝袋(シュラフ)を探している方
・高コスパの冬用シュラフを探している方

・化繊で出来ているスナグパックの肌触り・寝心地が知りたい方
・スナグパック マリナースクエアを使用したブログを探している方

私が使用しているのはスナグパック(snugpak)マリナー スクエア

世界各国の軍隊に正式採用された信頼の品質と言われているスナグパック。化繊寝袋一筋40年以上らしいです。

ひとえにスナグパックといえども、いくつか種類が有ります。種類については後程ご紹介しますが、私が使用しているのはこちら、マリナースクエア!

収納時は専用のコンプレッションバッグ(24㎝×40㎝)に入っていて…

スナグパック マリナースクエア

展開すると…220㎝×80㎝になります。

スナグパック マリナースクエア 展開

寝袋(シュラフ)は大別すると長方形の封筒型とミノムシみたいな形のマミー型が有りますが、こちらは封筒型のシュラフになります(マミー型みたいに頭のフードが有るけど)。

スナグパック マリナースクエアのスペック
  • サイズ:収納時/直径24×長さ40cm
    展開サイズ/縦(長さ)220cm・横80㎝(開くと160cm)
  • 材質:アウター生地…ポリエステル「Aqualight」
    インナー生地…ポリエステル「Supersoft」
    中綿…「Isofibre」(シリコン加工ポリエステル中空繊維)
  • 重量:1750g
  • 温度帯:快適外気温度-2℃、下限外気温度-7℃
  • 洗濯可:中綿は化学繊維のため丸洗い可能
  • 生産国:中国

シリーズによって値段に差がありますが7000円くらいからラインナップされていて、このマリナーは8000円程度で入手可能と、スペック上はかなりコスパが良いですね。これが実際に快適に使えるのであれば、それは非常にコスパが良いのでは?そう思い、昨年に3個購入し、1年ほど使ってみました。

私が使用した事が有るのは、このマリナースクエアのみなので、こちらの使用感をご紹介します。

と…その前に、私は同型を3つ使用していますが、その3つは縫製面では特にほつれ等も無く問題無いです。私のは中国製造ですが、どこか縫い目がズレている・ほつれている・パーツが足りない等という事は有りませんでしたので。(中国製の中にはそういうの、有りますからね…有名メーカー品でも…検品しろよって言う品質の物がね…)

肌触りは少しゴワっとした感じ

まずは肌に触れる生地の触り心地から。

インナー生地はポリエステル。一般的にポリエステルは強度が有る為、摩耗に強く、速乾性に優れていると言われています。

スナグパックのポリエステルは少しゴワっとした肌触りです。肌触りは綿等の天然素材に及びません。

そういった質感なので、天然素材からスナグパックに変更すると、ちょっと寝にくいと感じるかもしれません。私はそう感じましたので…。

同じポリエステル素材のでも、ISKA アルファライト 700Xは非常に滑らかな肌触りで、ポリエステルでも気持ち良いと感じる肌触りですが、スナグパックはそれと比較すると、ちょっと固めの肌触りで、最初は違和感を覚えました。

ですが、2~3回スナグパックで寝ていると、問題なく慣れるレベルです。何度かスナグパックで寝ていると、気にならなくなります。

あくまでも私の感覚ですが、綿素材・肌触りの良いポリエステルと比較したら確実に硬いけど、慣れてきて十分寝れる肌触りです。

少しゴワっとしたポリエステルなので汗をかくと、ちょっとベタッとしてしまいまケドね。でも、暑さ・寒さにもある程度対応できる作りなので、真夏以外はそんなに問題ないかと思います。

暑さ・寒さ対策に かなり使える快適構造になっています

私が使用しているスナグパックは下限温度-7℃・快適温度-2℃と、表記上は氷点下にならない程度の気温であれば十分に使える性能ですが、実際にあの手この手で寒さ対策もされており、さらにある程度は暑さ対策も可能となっています。

まずは寒さ対策から…

中綿もポリエステルですが、Isofibreという、シリコン加工ポリエステル中空繊維なので、繊維中の微小空気より、保温性能が確保されています。

さらに一般的な封筒型は頭が丸出しですが…

コールマン 封筒型シュラフ

スナグパックはマミー型の様に頭をすっぽりと被せられるフードが付いています。

スナグパックのフードは絞りを引くことで…

マリナースクエアのフードを絞った所

マミー型シュラフと同様、顔だけ出る様に出来ます。

下がマミー型…

マミー型①顔のあたりは絞っていない

顔の一部だけを出す事で、耳・首・肩などが冷えなくなる為、かなり暖かくなります。(写真は絞り切っていないですが、絞ると目・鼻・口程度しか出ません)

実際に頭部分を絞った写真がこちら…

スナグパック マリナースクエアに実際寝てみた

ISKAのマミーの方が小さく絞れる感じですが、スナグパックも十分に絞れます。

また、ミノムシやミイラに形容されるようなマミー型は、足先が細くなる為、寝た時の足の自由度が制限されますが、封筒型のスナグパックは足にかなりゆとりが有ります。本当に寒い時は、このゆとりが寒かったりするんですが、足を開いて寝たい人には快適です。

寒さでいえば、実はこのスナグパック マリナースクエア、肩の部分にも同様の絞りが付いています。

この赤い部分に絞れる紐が入っています。

肩の部分も閉めれるスナグパック

ここを絞ると、肩から下にかけて冷気が入らないようになります。私には若干肩の下の方に来ますが(笑)、頭を隠すほどでは無いけど肩が寒い時に使うと、肩の冷えを低減させる事が出来ます。

肩を閉めた様子

封筒型の弱点である肩口からの冷気の混入が、これらの構造のおかげで起こらない為、寒いシーンでも絞りの無い普通の封筒型より使えます。

次に暑さ対策を…

しかし形状は封筒型。封筒型の特徴として「暑さに強い」という特徴も併せ持っています。

マミー型なら出来ないこんな事が♪

暑い日は足を出したり掛布団に出来るスナグパック

足だけを出したり、フルオープンで軽くお腹にかけるだけなんて言う使い方も出来ます。

実はこのスナグパック、ジッパーが足部分と銅部分で分かれているんです。

なので足だけオープンにするっていう使い方も出来るので…

・微妙に暑くて足だけ出したい!
・結構暑いからフルオープンにしたい!


という使い分けが可能なんです。この機能のおかげで、快適‐2℃のこのシュラフでも初秋あたりの微妙に暑い気温の時でも使用する事が出来ます。

初夏・晩夏は完全にフルオープンにして敷布団として使い、ブランケットや夏布団を掛布団にすると、使用する事が出来ます。夜でも汗をかくような真夏には、ポリエステルが汗で気持ち悪くなるので、寝心地が悪くなります。

実際の快適温度は?

※こちらに関してはあくまでも私の感覚によるものです。

寒い時期には頭をすっぽりと隠せたり、温かい時期は足を出したりできるので、使用可能な温度は結構幅広いです。

真夏で、寝ている時間帯も汗をかくシーンでは、若干ゴワっとするこのポリエステルは快適とは言い難いですが、そんなシーンはかなり少ないと思います。

なので…

・夏場は開いて敷布団にする事で使用可能(使えるけど、汗をかくと肌触りが悪くなる)
・初秋は足を出して寝る事で使用可能
・秋は足部分のファスナーを閉じて寝る事で使用可能
・晩秋~初冬は頭部分を絞って寝る事で使用可能


となります。

私が使用しているマリナースクエアは下限温度-7℃・快適温度-2℃ですが、体感上快適温度2度程度が快適の限界かなと思います。(※あくまでも私の感想です。スナグパックは、実際に使用したユーザーの声を聴いて快適温度の設定をしているとの事です)

イギリスのブランドであるスナグパックは、温度表記が白人向けなのかな?私にはもうちょっと高めの所が快適だなと感じました。ただ、2℃くらいでも足先は幾分冷えます。マミー型に比べて足先に空間が多いのと、ファスナーが有るからなのかな?

しかし、そこは厚めの靴下で対処できます。

氷点下になるシーンでも使えなくは無いですが、明らかに氷点下が分かっている時に使うのであれば、家から薄めの毛布などを持って行くとより快適になるかと思います。

ざっくりまとめると、真夏と氷点下以外では使えます。

しかし氷点下にならない程度では十分に機能するこのシュラフは、温度帯から考えると価格面・縫製などの品質面も特段問題が有る様には感じませんでした。

さらにコンプレッションバッグの効果も有り、非常にコンパクトに収納する事が出来ます。

コンプレッションバッグでかなりコンパクトになります

専用のコンプレッションバッグに入っているので、この温度帯の封筒型シュラフと比較しても結構コンパクトになります。

こちらが入れている最中の写真です。

収納袋に入れているスナグパック

何度か入れて慣れるまでは、かなり入れずらいと感じる窮屈さですが、慣れればすぐに入ります。

スナグパックの説明文では適当にねじ込んで入れるらしいですが、綺麗に丸めても問題無く入ります。ただし、入れるのには若干の慣れが必要なので、初めて使う時は必ず2回ほど家で入れる練習をしておきましょう。

マミー型で山岳向けのISKA アルファライト700Xは「マジか…?これはホンマにこの袋に入るのか…?」と言うくらいキツキツですが(それも慣れたら普通に入りますが)、それよりは明らかに入れやすいキツさです。(アルファライト1000は入れやすいのに、700Xは鬼の様にキツイ…)

そのおかげで…

結構コンパクトなスナグパック

①ISKA アルファライト 700X(下限温度-6℃)
②スナグパック マリナースクエア(下限温度‐7℃)
③コールマン 大昔のシュラフ(下限温度不明 多分0℃くらい)


と比較してもこの通り、マミー型程とはいかずとも、かなり小型に収まっています。コールマンのシュラフはかなり昔の型で、現行品より収納サイズが大きいので比較しにくいですが、スナグパックは圧縮収納のおかげで封筒型の一般的なサイズより小型になっています。

比較的低価格・個人的には問題の無い品質・収納サイズに対しての使用可能温度の広さ、この3点を勘案すると、かなりコスパの高い寝袋(シュラフ)であると感じました。

荷物のカサを減らしたい方・低価格で使用可能温度の幅が広いものが欲しい、そんな時にはスナグパックは魅力的な選択肢になると思います。若干の生地の固さは有りますが、この温度帯でこのコンパクトさ、この値段はコスパが良いです。

肌触りは同じ化繊でもISKA アルファライト 700X の方が良いですが、値段は倍程しますからね…。

スナグパック(Snugpak)のラインナップ

マリナーシリーズ

下限温度‐7℃・快適温度-2℃の、私が使用しているシリーズです。スナグパックのエントリーモデルで春~秋用となっていますが、上記の通り、氷点下にならない程度であれば使用可能だと感じています。

横にファスナーが付いているのが私が使用している物で…(カラーは複数あります)

センタージップの観音開きスタイルのも有ります。

マミー型も有るみたいですが、スペック上では封筒型と収納サイズに違いが無いので、マリナー程度の下限温度の条件下での使用を考えると、比較的暖かい時期にも使いやすい封筒型の方がメリットが多そうに感じます。

快適温度5度程度の封筒型を持っている場合は、マリナーのマミー型は良い選択肢だと思います。

ノーチラスシリーズ

下限温度-2℃・快適温度3度で、基本構造はマリナーと同じ。

こちらが春~秋の、最低気温10℃程度の環境では使い勝手がいいラインかもしれませんね。マリナーは10℃台前半の気温では、すっぽり収まるとちょっと暑く感じるくらいなので。とはいえ、足を開けれたり出来るので、マリナーの方が初冬まで使えて、使い勝手が良いのかな?とも思いますが。

収納サイズ:20㎝×40㎝なので、マリナーより小さいのが利点ですね。

こちらも横にジップのある封筒型…

センタージップの封筒型…

マミー型とラインナップされています。

スリーパー エクストリーム

下限温度-12℃・快適温度-7℃と、冬向けシュラフなのに1万円ちょっとの破格のプライスとなっていて、コスパがスゴイ逸品も有ります。

収納サイズ:26×46cmと、マリナーに比べて気持ち大きいだけなのも、かなりうれしい点ですね。

スリーパー エクスペディション

下限温度-17℃・快適温度-12℃。ほんとにめっちゃ寒い雪の積もる中でも使えそうなスペックのシュラフも、1万円台前半となっているので、ホントコスパがスゴイです…。

さすがにこの温度帯になると収納サイズ:30×50cmと大きくなっていますが、この温度・値段・収納時の大きさは優秀だと思います。この大きさでは困るとなると、ISKA・NANGA・MONTBELL等の山岳用シュラフを選択する必要が有りますね。

ソフティーシリーズ

スナグパックの軍規格モデル。モンベル バロウバッグの様に、ナンバーで温度帯などの区別が管理されており、ナンバーが大きくなる程、下限温度が下がっていきます。

ソフティー18なんて、下限温度-50℃・快適温度-20℃らしいですから…どんな極地用?と思いたくなりますが、軍規格なので極地戦を想定してのスペックなのでしょうね。

軍規格だけあって、かなりタフな作りなようで、今まで紹介した一般向けモデルとは値段が違っています。材質も宇宙服に使用する物を使っていたりするようなので。

が…カッコいいですね♪軍の…なんて言われたら、男心をくすぐります。

下のリンクはエリート5になっていますが、エリート全般が見れるようになっています。

そんな事を言いながら、私が使用しているのはこちらですけどね…値段は大事…

寝袋(シュラフ・スリーピングバッグ)は、値段・形状・温度帯などで悩むことが多いですが、ある程度費用を抑えつつ、使える寝袋を探しているのであれば、スナグパックはアリだと思います。

それではまた!

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