結構大型なギアのイメージが有る「トライポッド」
小さければ欲しいんだけど…
ロゴス(LOGOS)から、ペットボトル程度の大きさに収納できるトライポッドが有りました。
これが使えるなら、すごいよね!と思い、使ってみました。
手持ちのBBQグリル・ダッチオーブン・その他調理器具・ランタン等を吊るして、どんな物に使えるか検証してみました。
・ロゴス miniトライポッドはどんなギアに使えるのか知りたい方
トライポッドの全般的な事を知りたい方はこちらをご覧ください↓
ロゴス(LOGOS)miniトライポッドって?
(収納時): 横35×奥5×高5cm
〇 総重量 : 500g
〇 耐荷重目安 : 20kg ※静止荷重
〇 主素材 : アルミ、ステンレス
非常に軽量・小型のトライポッド。小型・軽量なのに20㎏の耐荷重を誇るパワフルさが売りのトライポッドです。
組み立ては簡単・超コンパクトに収納できます
収納時
500mlペットボトル(高さ約20.5㎝)よりは背が高いですけど…ほぼその感覚程度の大きさです。
手で持ってこのサイズですから。ホントにちっちゃいトライポッドです。
いったいどうなってるの?こうなってます。
組み立て方
袋の中には棒が9本・チェーン付きポッドヘッド1個が収納されています。
地面設置部分は尖った足で、その上にオスねじ・メスねじが付いた足を接続していきます。
全てねじ式なので、回すだけで固定できます。工具は一切不要。
ポッドヘッドもねじ式です。
3本つなげて組み立てた足が3本出来たら、写真のように台座にねじ込むだけ。
チェーンは下の写真のように長さが調節出来るようになっています。
これで完成。
開くだけよりは手間ですが、せいぜい2分も有れば組み立てられます。
どんな焚き火台で・どんなギアが使えるの?
高さ80㎝のトライポッド…耐荷重は20㎏という事だけど、どんなギアに使えるの?
そもそもこんな細い組み立て式のトライポッド…本当に使えるの?
チェックしていきます。
どんな焚き火台に使える?
12インチはかなり無理をしているのが見て取れますね。
ロゴス ピラミッドグリル M(横36×奥36×高20.5cm) が使用可能なので…
ピラミッドグリル M かそれ以下の小型焚き火台を想定したトライポッドになります。たしか、今はピラミッドTAKIBIになっているので、ピラミッドTAKIBI M が使用可能となりますね。
一応HPではピラミッドTAKIBI L(横39×奥38.5×高28cm)まで使用可能との事です。
と言われても…自分の焚き火台、それじゃないし…使えるかわからない…
ということで、手持ちの焚き火台 ユニフレーム ファイアグリルに使ってみました。
写真の通り、かなりギリギリですが…なんとか使えます。※若干足と焚き火台が干渉していますが、設営可能です。
なので、ユニフレーム ファイアグリル 横43×奥43×高28㎝(※高さは網までで無く、炉の上端迄の高さ)より小さい スノーピーク 焚き火台 M 横35×奥35×高24.8㎝ も使えるということになります。(焚き火台Mは手持ちに無いので、計算上使えるということです…あしからず)
ただ、スノーピーク 焚き火台 L 横45×奥45×高30㎝ は大きすぎて使用不可でした。こちらは確認済みです。
高さが80㎝のトライポッドなので、ファイアグリルより大きく・高いファミリーサイズの焚き火台は使えないと思った方が良いかもしれませんね。
ということで…ファイアグリルかそれ以下の…
ロゴス ピラミッドグリルコンパクトのようなサイズの焚き火台に使えるトライポッドになります。
ソロ・デュオ用の小型焚き火台(グリル)には大きすぎず小さすぎずの、ちょうど良いサイズです。
ここでは、miniトライポッドが設置できるかどうか?を重点に見ていきました。設置できたとしても、使いたいギアが使えるかどうかはまた別問題…
次はその点をチェックしていきます。
ダッチオーブンは使える?それ以外の調理器具は?
20㎏の耐荷重は足が地面にしっかりかみ合った時の耐荷重です。ツルツル滑る地面にminiトライポッドを設置すると…ちょっと足が曲がって広がります。
なので必ず足が地面に踏み止まれる状況で使用してください。
で、きちんと地面に踏み止まれるように設置すると…下の写真の様に12インチのダッチオーブン(メーカーはSOTO)が吊るせました。
ただ…ユニフレーム ファイアグリルに12インチのダッチオーブンを吊るすと、高さが足りず実際には使えないです。
もう少しダッチオーブンをあげれますが、これ以上あげると今度は蓋が開けれなくなるので…吊るせても使用不可ですね…。
実際に使えるとなると、10インチのダッチオーブンがギリギリ。
10インチも、そんなに高さを変える事が出来ないので、ユニフレーム ファイアグリルの場合はファイアグリル用ヘビーロストルの方が良いかなと思います。
なのでファイアグリルの場合、ロゴス miniトライポッドで快適に火加減を変えたりする調理は8インチが適当だと感じました。
吊るす器具の高さが薄ければその限りではありません。
サイズは10インチですが、ダッチオーブンより薄いすき焼き鍋なら遠火~近火まで調節できるので、普通に使えました。
こんな感じで、すき焼きが食べれましたよ♪
ユニフレーム キャンプ羽釜3合もこの通り!
余裕で火加減の調節が可能です。
前述のピラミッドグリルコンパクトとキャンプ羽釜3合であれば、ピッタリサイズです。
トライポッドが80㎝の高さなので、小さい・背の低い焚き火台&小さめのギアを吊るしても、火が遠く無く、調理しやすかったです。
〇 ソロ&デュオサイズの背の低い焚き火台 … 10インチのダッチオーブン~小型ギアが適当
様々なランタンをかけてみた
ガソリンランタン
まずはコールマンのガソリンランタン 285A をかけてみました。
個人的にはもうちょっと明かりは高い方が良いな…という高さだけど、吊るす事は出来ました。
ガソリンランタンを地面に置くのは、転倒の可能性もあり危険なので、何かしら台の上に置くか吊るす方が良いです。なので、低めに吊るしたい場合はアリですね。
大光量ランタンを低い位置に持ってくると、ギアの影が伸びたりして良い雰囲気になる反面、食事の際は食卓が陰で見にくくなるので、食事の際はもうちょっと高い位置に吊るしたいな…というのが感想です。
ジェントス LEDランタン
これは良い感じ。
小型のLEDランタンは光源を高めの位置にまで持って行けるので、明かりを設置する場所としては悪くない。
トライポッド自体の足も細く、そこまで存在感が無いせいか、LEDランタンハンガーとしても良いんじゃないかな?と感じました。
オイルランタン(ハリケーンランタン)
ハリケーンランタンには…なんかデザイン的に合わないかな…。
吊るせるか?吊るせないか?でいくと吊るせるけど…。揺らめく炎を楽しむ側面が強いオイルランタンには、ちょっと足の存在感が気になるかな…。
オイルランタンはテーブルの上に置くのが良いな。
3種類のランタンを吊るしてみましたが、LEDランタンを普段吊るせない場所に設置したい時にはちょうど良いサイズだと感じました。
収納器具として…スキレットをかけてみた
キャプテンスタッグのスキレット(8インチ)を吊るしてみました。
耐荷重20㎏も有るので「たいていの物は吊るせる」というのが実感です。
焚き火・BBQグリルの横で、使う予定の調理器具・使った後の調理器具をかけるのにも使えると感じましたが…
そういう使い方なら…
こっちの方が便利かな…。
とはいえ、トライポッドを使わないとき、適当に組み立ててランタンを吊るしたり・ちょっと荷物をひっかけたりする際に使えるのはうれしいポイントですね!
80㎝と、低めのトライポッドなので使えるギアが限られてくるのが難点ですが、耐荷重20㎏も有るので、ギアが使えるサイズなら十分に使える良いギアだと思います。
サイズ的にminiトライポッドでは使えない場合は…ほぼ同じ作りのさらに大きなトライポッドが、キャンピングムーンから出ています。
こちらも私は使用していますが、ユニフレーム ファイアグリル × SOTO ステンレスダッチオーブン 12インチの使用が可能です。
トライポッドのメリットや選び方を知りたい方はこちら↓
それではまた!
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