今、スマホ・ゲーム等のデジタル機器が無い1日が有ったとしたら…どうなるんだろう?
ふと気づくといつもスマホを握っている。ニュースにソーシャルゲーム…。
それ以外にも本格的なゲーム機でオンライン対戦やオフラインゲームで一人やりこんだり。
もしもなにも無かったら自分はどうやって1日を過ごすんだろう?と、ふと疑問に思いました。
別にデジタル機器が嫌いじゃないんです。はっきりいって大好きです(笑)。でも、だからこそ一度何もない状態も経験してみたくなったんです。
キャンプは野外で過ごす“遊び”です。が、キャンプ中も私はデジタルまみれです(笑)。
いや、正直ね、デジタル機器が無くても問題なく楽しめるんですよ?多分(笑)。でもなぜかいつも持って行っちゃう…。
だったら、1度な~んもかも全部置いてキャンプに行ってみるか!という事でデジタルデトックスキャンプを実行してみました。
デジタルデトックスのキャンプを実行!
今回は1泊2日のキャンプでデジタルデトックスを実行しました!
1泊2日なので、デジタル機器から切り離されている時間が大体28時間くらいでしたね。
大まかには家→公園→キャンプ→公園→家 というスケジュールでした。この期間、デジタル機器は…車くらいです。
なんとなくの興味本位でやって見たデジタルデトックスでしたが、意外と気づいたことが多かったので、今回はその28時間で気づいたことを以下に綴っていきます。
ブログの為に、デジタルカメラだけは持って行きましたけど…。
わかった事
大人の6割は 公園で子供を見ずにスマホを見ていた
今回行った場所は国立公園内のキャンプ場で、キャンプ場から少し移動すると大きな遊具があるんです。
国立公園内の遊具なので子供が1人でフラッと来れる場所ではありません。なので遊具まで遊びに来ている方はみんな親子でした。
親は遊べない子供限定の遊具があり、その周りでは当然大人はベンチでリラックス中。
私はというと…ついついスマホを動かそうと親指が動きそうになるんですが、手には何もない。エアスマホ状態です(笑)。
なので何もやる事が無いので、ただひたすらぼ~っと子供を眺め、他の親が何しているのか・どこに向かっているのかを適当にチラ見して、空を眺めたり、草花を見たりしていました。
そこで“はっ”と気づいたことが…「大人の6割以上はスマホしか見て無いやん」。
まぁ、間違いなく自分がスマホを持ってきていたら、その人たちと同じ側でしたけどね(笑)。
子供が何しているか興味が無いわけではなく、危害の注意を怠っているというわけでも無いと思うんです。
ただ、遊具で遊んでいる間は「暇」だな~…ある程度子供も見たし、ちょっとスマホでも…という所だと思うんです。
でも、その行為がとっても“もったいない”と感じました。
自分はあと何回、子供と公園に行けるだろう?子供が大きくなったら、こういう時間はもう2度と戻ってこないんだよな。
よく見るようなセリフですよね(笑)。でも、自分の目でそれを見ることが出来たのは大きな発見でした。
人としゃべる時間が増えた
これは予想していた事なのですが、予想以上に面白い事になりました♪
家族全員、なにもデジタル機器を持っていないので…
・何か疑問に思ったら聞くしかない!
・わからないことがあったら集まってもらい、一緒に考えるしかない!
全員が
「今何時!?」
「そ~ぅね、だ~いた~いねぇ~♪」
状態です(笑)。
そういう状態で料理をすると、これがいつもより結構楽しかったんですよ♪
初挑戦のトマトパッツァを作ってみたんですが、出発前に見てきたレシピをノリで再現したので、何が正解か全くわからない!
結局ね、塩を入れ忘れていて、めっちゃトマト味全開の無塩トマトジュース煮みたいなトマトパッツァが出来たんです。
なので…
「あれ?なんか…味薄い??」
「塩…かな?入れた?」
「いや…入れてない…んじゃない?多分」
って感じで、会話が何かと増えるんですよ。
その他、とりあえずやる事が無いので星でも見てみたりすると「あ!オリオン座でてるで!」とか声をかけてみたり。
すると子供から「もうすぐ爆発するらしいで、あの星」とか教えてくれるし(笑)。
「まじで!?爆発すんの!?あれ!!?」なんて、結構いろんな会話が有りましたね~。
予想以上に会話が多くて、楽しかったです♪
時間って、意外と長いもんなんだな
地上で生きている生き物にはほぼ等しい速さで時間が経過していますよね。
老若男女、ほ乳類・爬虫類・魚類など種族問わず、1日の長さは地球が1回転する時間です。
が…デジタル機器が無いと時間が長い(笑)!
もし1日2時間スマホを見ていたとしたら、その2時間はデジタルデトックス中はフリータイムになるんですよ。
このフリータイムって、普段自分が手持ぶさたな時間に当たることが多いと思うんです。
次の予定迄ちょっと時間がある時とかね。
その手持ちぶさたな時間に意識を集中し始めると「あ、時間って意外と長いもんなんだな」って気づきました。
結局、何か楽しい事が見つかる
そうやって時間が出来てくると、何かの作業をより集中して“より味わい深く”やって見たりしたくなりました。
というよりも、そうするしかないって感じかもしれませんが(笑)。
でもね、いつもよりしっかりと向き合って物事に取り組むと、楽しさが沸いてきたんですよ。
まずは料理。
さっきの会話の項目にかぶってきますが、あれこれ試行錯誤してやっていくとちょっと本質の一端が見えてきたりするんですよね。
味に関して何か足りないと感じたら、大体は塩だったとかね。
次は景色を見ている時。
特に何もする事が無い時は、風景や空を見ていたんですけど、時間が経つにつれて景色を包む色がじわじわ変わっていくんですよ。
それらは化学現象で説明できるような事なんですが、確かにはっきりと色が変わっていくのを見ていると…
「あ~、今日は空気が乾燥して、澄んでいたからな~。夕焼けはあまり無かったな~。」とか、色々見えてくるんですよ。
「あ、じゃあ今日はメチャクチャ星がきれいな日じゃね??」とか色々思いを馳せたりして、そんな些細なことが楽しみに変わって行くんですよ。
「うわ~、早く星…出ないかな~♪」とかいう風に。
そうやって、小さな事にも色々目が行って、だんだん楽しみに変わって行って、なんだかんだで忙しかったように感じました。
人類は「暇」と戦っていたのかもしれない
これね、今回デジタルデトックスを実行して得た真理です(笑)。
連綿と続く昔から…きっとこの先も…
今、世の中にあふれている物のほとんど全部が、いかに暇をつぶすための物で溢れている事かと…。
スマホ・ゲームを始め、漫画・TV・映画・カードゲーム・ボードゲーム、それ以外にも凝った料理も該当するように感じます。
上記以外にも色々ありますが、ほんと…いかに暇を暇と感じない為の努力で満ち溢れている事か…。
デジタル機器を持って行かなかったら、結局は「カタン」と「ポケモンカード」で遊んでましたからね(笑)。
人類を脅かす外敵が少なくなったら、今度は暇が一番の敵にでもなったのかな??その努力の結果、逆に暇を欲しがるなんて、皮肉が効いてるね(笑)。
その努力の産物、私は大好きですけどね♪
個人的には哲学も好きですが、これも大いなる暇つぶしですね(笑)。
ちょっと…支払いマジで困るんだけど…
マジでね…困った…。
よくよく考えたら、支払いはIDだったり〇〇ペイだったり、電子マネーが増えてきているんですよね~。
うちもコンビニではIDで支払いしているので、レジで支払いの時…「あ、スマホ無いわ!」ってなっちゃってね(笑)。
その他、最近はポイントカードなんかもアプリで管理になってきたりしていますからね~。スマホが無い弊害って、思った以上にデカいかも…。
困った世の中ですわ…。
反動が出る
これは私ではなく子供に出ましたね~。
キャンプから帰ってきたら、むさぼるようにゲームですわ(笑)。
我が家は基本的に制限をしていないので、生活に支障が出ない限りは好き勝手ゲームOKにしているんですけどね~。
デジタルデトックスの反動で、帰宅後~晩御飯(大体3時間くらい??)は1・2度の休憩をはさみ、ず~っとゲームをしていました(笑)。
丸1日以上、外で遊びっぱなしだったからその反動でしょうね~これは。
時間がわからない!!
これにはびっくりしました。
意外と時計って、外には無いもんなんですね~。いつもスマホで時間をチェックしていたので全く気づきませんでした。
公園に居ても、キャンプ場に居ても、意外と時計って無いんですよ。
だから全く時間がわからない!
幸い、キャンプ道具一式の入った道具箱に、温度計兼時計が入っていたので、途中から時間だけは分かるようになりました。
キャンプもチェックアウト時間とか、色々忙しいですからね~。時間管理ができなくなると結構大変な事になります…。
スマホって…やっぱりありがたいな…この時はさすがにそう思いました(笑)。
もう少し長期間だったら、さらに違う景色が見えそう
1泊2日ではね、正直そんなにスマホが無くても、どうって事は無かったんですけど、これがもっと長期間になると自分の感覚自体が変化するとは感じました。
1泊2日だと、明日スマホが手元に戻ってくるって事で、連絡が取れない等の焦りや不安ってものは特に感じなかったんです。
けれども、これが1週間とかになると確実に違う感覚がやってくる…。それは間違いなくわかりました。
もし1週間では無くて、3日程度の期間でもデジタルデトックスをすると…結構不安になると思います。1日のデトックスでもそれはわかります。
それ程にデジタル機器は自分の行動に大きな影響を与えているって、気づいてしまったから…。
今…私には長期間のデジタルデトックスを実行する事は出来ないな…と思います。
でも、もし出来たら…もっと自分の感覚が研ぎ澄まされて、世界の形が違って見えるんだろうな。そう思える片鱗は1泊2日のデジタルデトックキャンプで感じました。
最後に…
世界は人の数だけ違った見え方があるもんだと思っていましたが、そうではない様で…。
人が作り出した道具も世界の形に大きな影響を与えているんですね~。
人×道具…さらにはもっとたくさんの要因(動物・気象・月・太陽・宇宙含めて)が絡み合って世界の見え方は出来ていて、見える景色(物事の側面)も存在しているんでしょうね~。
たまには強引な方法で現実をシフトしてみると、世界の在り方が変わって見えてくるかもしれませんよ♪
最後に…
いま、あなたの目には何が見えていますか?
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