レザークラフト、始めました!
と、言うのも…私、CB缶カバーが欲しかったんです。
ぼるしちといえばCB缶…と言うくらい、ガスはCB缶使用のギアを多用しているので(笑)。

この記事でもあるようにね!なのにCB缶はむき出しのままだった!!
CB缶もキャンプ道具の1つなので、ちょっとオシャレにしてあげようと思い、レザークラフトに挑戦してみました!
今回はレザークラフトの超ド素人がド素人なりにやってみてわかった、レザークラフトの道具・コツを含めた作り方の基本をご紹介します!
ぼるしちの裁縫テクはこんな程度…
レザークラフトに挑戦したぼるしちですが、どれだけド素人かを簡単に説明ますね~!
【ぼるしちの裁縫テク一覧】
・裁縫は小学校の家庭科で卒業
・ミシンとか、使い方わかりません!どこにどう糸を通すと動くのかも不明…
・レザークラフトって、布みたいに縫えると思ってた…
総合ランク…小学校低学年レベル
だと自負しています!
いざレザークラフトで革を縫おうと思ったとき、フツーに布みたいにぐいぐい縫えるもんだと思っていた…という、裁縫も小学校以降やった記憶もないし、レザークラフト知識0でした。
いざレザークラフトを始めるにあたってビックリした事は、革って布みたいに縫えないんだ!!って事…
革を買ってみて、家にある針を刺してみたら全く針が通りません!!
そこから初めて勉強開始しました(笑)。その汗の結晶(素人向けノウハウ)をご紹介します。
ちなみに超ド素人ぼるしちが作成したレザークラフト群がこちらです!
「CB缶カバー」


「包丁ケース」


「アイスピックケース」


まぁまぁの出来でしょ!?
レザークラフトに必要だと実感した道具たち
これだけは必要だと思った道具たちがコレです。

②木工用ボンド
③トコクリアー
④ハンマー
⑤カッター用下敷き
⑥切れ味のいいカッター
⑦銀ペン
⑧目打ち
⑨ロウ引き糸
⑩レザークラフト用の針
⑪菱目打ち
⑫直角定規
⑬ コンパス (本来は…皮用ネジコンパスを使用します)
その他
・型紙用の厚紙
・革の裏のザラザラを滑らかにするトコクリアーを塗りこむためのガラスコップ
を使用しています。
それぞれ用途を説明していきますね~。
①菱目打ち用ゴム板
革は固くて、穴を開けないと縫えません。
なので穴をあけるための道具「菱目打ち」を使います。
その菱目打ちを使う時の下敷きのゴム板です。プラスチックみたいに固いゴム板ですが、これでないとキレイに穴を開けることが難しいと感じました。
②木工用ボンド
革の張り合わせ、糸止めとして使用します。
③トコクリアー
トコノールとかいうのを使用している方が多そうなんですが、近くの手芸店ではトコノールが販売されておらず、この「トコクリアー」が販売されていました。なのでこれを使っています。
あと、コバと呼ばれる皮の側面をキレイにするのにも必要です。
④ハンマー
本当は木製ハンマーを使うらしい…。菱目打ちで穴を開ける際に使用します。
⑤・⑥カッター用下敷きとカッター
型紙を切る時、革を切る時に使用します。
⑦銀ペン
革に線を引くときに使用します。型紙を転写する時とか。
⑧目打ち・⑬コンパス
菱目打ち用のガイドラインを引くときに使用します。目打ちは直線を引くとき、コンパスは曲線に引く時に使用します。コンパスは本来、革用コンパスが有るので、専用の道具の方が使いやすいです。
⑨蝋引き糸
ロウを塗った強度の強い糸です。固くて強度が有るので縫いやすいです。
⑩レザークラフト用の針
先端が丸くて指を突き刺す事が無い、安心設計の針です。穴を開けた革を縫う用なので、先端が丸いです。
⑪菱目打ち
レザークラフトのきれいな縫い目を作るための最重要アイテム。
これが無いとそもそも手縫いができません。
4本の突起がある4本菱目打ちと、2本の突起がある2本菱目打ちが有れば、直線・曲線とも対応出来るっぽい。
私は2本菱目打ちが、近くの手芸店で取り扱っていなかったため4本と1本菱目打ちを使用しています。
ただ、ハンマーでガンガン叩いて穴を開けるので、騒音がすごいです。
その為、音に気を使う必要が有る方は、こういった物の方が良いと思います。
⑫直角定規
何事も、簡単に直角を測れるのはいいことだ!!ってことで、必要です(笑)。
型紙を作成する時も、カッターで切る時も、金属で出来た直角定規は重宝します。
100均でも直角定規が販売されていますが、残念ながら精度が悪く、直線がわずかに曲がっていたりする物も有ります。私が100均で買ったやつは曲がっていました。計測用道具だけは良い物を買いましょう。
道具代として、3000円くらいは必要かな~って感じです。
一度道具を揃えると、好きな物を・好きな柄で・好きなサイズで作れますよ♪
レザークラフトの独特な縫い方
革のきれいな面を「銀面」というらしいです。で、裏面は「床面」というらしい。
その床面の毛羽立ちを抑える合成樹脂「トコフィニッシュ」を床面に垂らし、コップの底で塗りこんでいきます。
本当は専用のガラス板もあるんですけど、コップで代用可とのことなので、代用しています。

ぶっちゃけ、この作業やる必要あるのかよく分からんのです…。ネットの先輩クラフター達がやってるので、とりあえずやってます(笑)。
裏面が見えない道具なら、この作業は不要な気もする…。
次に、型紙などを銀ペンで転写し、ガイドに合わせてカッターで布を裁断します。

縫うための革を用意出来たら、縫うための準備に入ります!
レザークラフトの糸は針に結び付けるのでは無く、糸通しの穴を通った糸の先端部分を、針に刺して、その刺した糸を糸通しの後ろまで引っ張って固定します。

縫いたい距離の4倍ほどの蝋引き糸の両端に針をセットします。4倍の糸の理由は、それくらいの長さが縫いやすいからです。

1つの糸に2本の針をセットし、革の表と裏から両方縫っていく方法が革の基本的な縫い方らしいです。
と、その前に、革は非常に硬いので、菱目打ちで縫い目の穴を開ける必要が有ります。
菱目打ちを闇雲に打ち込んでもきれいな直線の穴はあけることが出来ません。なので、まず、菱目打ち用のガイドラインを「銀面(革の表面)」に付けて行きます。
曲線部分を含む場合は、コンパスの針の部分で傷をつけて(本来なら皮用コンパスでね)、直線なら、定規を当てて目打ちでサーっと銀面に傷をつけます。

そしたら、銀面側から、ガイドラインに合わせて菱目打ちを革に対して垂直に打ち込んでいきます。
銀面側から打ち込むことで、打ち込んだ側にキレイにひし形の穴が開きます。
打ち込む際は、縫い始めの場所が革の端からなら、菱目打ちの端を1段落とした場所から打ち込み始めると、きれいな縫い目が出来ますよ~♪

次に菱目打ちを打ち込む際は、穴に菱目打ちを1つ合わせて打ち込んでいくと、穴の間隔が揃います。

打ち込む際に専用のゴム板を使うことをお勧めします。
週刊誌・固めのスポンジみたいな物など、色々試しましたが、専用のゴム板が一番使いやすいです。プラスチックみたいに固いゴムがすごく打ち込みやすい♪

縫い始め、縫い終わりは返し縫をすると強度が出るみたいなので、ハードな使い方をする道具には返し縫をした方が良いと思います。と、その前に…

縫い方ですけど、菱目打ちで空けた穴には必ず表側から先に糸を通していきます。
【縫い方】
・表から針を通して
・その糸は下の方に引っ張って
・裏から通す針の場所を確保
・確保した隙間に裏から糸を通す
・裏から通した針は、次の穴に通す

上の番号の順番通りに。
3つほど縫い進んだら、一度ギュッと両紐を軽く引っ張って、縫い目の長さが均一になるように力を加えていきます。
それぞれの縫い目で力のかかり具合がバラバラだと、キレイな縫い目にはならないようです。
返し縫も同様に縫っていきます。
縫い終わりは、堅結びをしてボンドで固定…もしくは…

堅結びが出来ない、両面の縫い目を見せたい場合は、2つの輪っかを作って、その輪っかにボンドを塗りこんで…

ギュッと締めてボンドで固定。余った紐はギリギリでカット!

最後は革と縫い目を慣らすためにローラーをゴロゴロしていきます。
でも…わたし…ローラー持ってません…なので丸いトコクリアーの入れ物でゴロゴロしています!

が、YouTubeで学んだ方法です(笑)!!
レザークラフトはひし形の穴が命!
きれいな縫い目って、良い感じにナミナミしたやつを言うと思うんです。

このナミナミのもとが、何かって考えた時「菱目打ち」だと考えたんです。

革に菱目打ちで穴を開けると、上のような菱形の穴が開くんです。
そのひし形の上端から下端に糸を流すとナミナミするんです。
だから、表から通した糸が菱形の下端に来るように、裏から通した糸が菱形の上端に来るように縫っていくとキレイな縫い目になるって事が判ったんです。
あとは力加減が各穴で均等に加わると、縫い目の長さが一定になるので、きれいなステッチの出来上がりです。
裁縫ド素人のぼるしちですが、ある程度はクラフトする事が出来たので、上記のコツに気を付けると、なんとか形には成りますよ♪
皆さんも、自分にギアにピッタリの道具が欲しくなったらレザークラフトで作成してみるのはいかがですか?

それではまた!
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