折って切れ味を回復させるカッターのあのOLFA(オルファ)
そのオルファのアウトドア向けブランド、OLFA WORKS(オルファワークス)ブッシュクラフトナイフ。
構造はカッターナイフと同じ替え刃式で、サイズもカッターナイフ程度と小型。実際使い物になるの?ナイフ以外の使い道も有るの?そのあたりをチェックしていきます。
・気楽に使えるブッシュクラフトナイフを探している方
OLFA WORKS(オルファワークス)ブッシュクラフトナイフとは?
(展開時):横18×奥2.3×厚1.05㎝
・刃渡り:約5㎝
・刃の厚み:1.2㎜
・素材:柄/ステンレス,刃/ステンレス,ストラップコード/ナイロン
厚さ1㎝ですけど、ねじ部分が飛び出してるだけで本体は薄い、ステンレスブレードの替え刃式ナイフです。刃が痛んできたら簡単に付け替え可能なので、ラフに使えますね。
ナイフの刃の素材ではステンレスの他、カーボンスチールを見かけますが、カーボンスチールは切れ味が良い反面錆びやすいので、ステンレスは魚を〆る等の使い方にもピッタリなスペックと言えます。
本体・塗装・刃・ストラップコード(ナイロン紐)まで、すべて日本製との事です。
OLFAなだけあって持ち運びは安全です
持ち手(柄)部分に刃を収納出来るので、持ち運びはかなり安全です。
刃が柄に固定されていて鞘(シース)に納めるシースナイフ、折り畳み式の刃を本体内に収納して持ち運ぶOPINEL等と同様、刃を隠して持ち運べるようになっており、携帯を前提とした安全設計になっています。
柄尻の部分には紐を付けられる構造になっているので、使用時に手首に通すなり、キャンプ場での置き場として吊り下げたりが出来るようになっています。
小型だけど、手になじみます
上の写真の通り、刃を収納したサイズはかなり小型です。
が、それは柄のサイズだけだから。逆に言えば柄だけで11㎝程も有る、そこそこのサイズのナイフとも言えます。
刃を出したら全長約18㎝の普通サイズのナイフになります。でも刃渡りは約5㎝なので、刃渡りだけ見たら小型ですね。
手に持ってみた感じがこちら…
柄が成人男性にも小さく感じないサイズなので、すごく安定感のある持ち心地です。
という事で、さっそく軽く使ってみましょう!同じくOLFA フォールディングのこぎりで適当にカットしたピストル型の枝を成型していきます。
使ってみて感じたのが、刃が短いので扱いやすいという事です。
使いやすさを表現すると…刃が長い普通のナイフは包丁でリンゴを剥いている感じとすると、果物ナイフでリンゴを剝くくらい使いやすいです。
とはいえナイフである以上、ある程度慣れは必要だと感じはしますが、かなり思ってた所を削れている感覚です。
あと、購入したての切れ味ですけど「スルスル切れる」切れ味です。刃の厚みが1.2㎜も有り、力を伝えやすいのもスルスル切れるに繋がっているのだと思います。
OLFA フォールディングのこぎりもサクサク切れますけど、ブッシュクラフトナイフも切れ味は申し分ないですね。
という事で、サクサクっと節を落として先を丸めておもちゃの完成です。
替え刃式なので、荒く使っても刃を変える事で永く使う事が出来るのが最大の魅力ですね♪刃を交換する前に私はある程度は研いで長く使いますけど。
それにしても、こんな形状ですけど意外と持ちやすいですね。他のブッシュクラフトナイフは柄がもっと丸み・厚みが有ったりと「しっかりナイフ」な形状が多いので、持ちやすさは少し心配していたんですけど、問題なかったですね。
使用済みの缶の穴あけにも使えます
アウトドア用という事で、空になったガス缶(CB缶・OD缶)に穴を開けられるようになっています。
根元のフック上の部分でこのように引掛けるようにして開ける事が出来ます。
キャンプでカセットガス(CB缶)やOD缶を使い切る事、まぁまぁ有りますよね。
穴を開けるか開けないかは自治体にもよるので、捨てて帰れる場合はキャンプ場の指示に従って捨てる必要が有ります。その際、穴あけ必要だったら…有ると便利ですね♪
ランタンの取っ手を引掛けれます
このくぼみ…引掛けるという使い方も出来ます。
なのでランタンのハンガーを引掛けて運ぶ、なんてことも可能です。
写真はLEDランタンなので取っ手が熱くなる事は無いですが、取っ手が熱くなる可能性のある燃焼系のランタンの場合はここに引っかけて運ぶと熱くないです。
そのほかならケトルやコッヘル(鍋)等に使えますね。私の手持ちのケトルもコッヘルもこのくぼみに引っかからないタイプですけど、弦のように細めの取っ手が付いたタイプなら、ここに引っかけて持ち運ぶ事が可能です。
無いよりある方が便利程度の物ですが、こんな使い方も可能です。
セレーションが付いています
たまに見かけますよね、ナイフの根元部分にナミナミが付いたやつ。
あれ、なんだろう?って思ったこと、有りませんか?あれ、セレーションって言います。
OLFA WORKS 部分にもセレーションが付いています。
このセレーション部分は、まっすぐな歯(直刃)では切りにくい繊維質の物が切りやすくなっています。
私はこの部分、あんまり使わないので調べた結果程度の事しか言えませんが…切るというか、切り裂く感じで断面はちょっと汚くなるみたいです。繊維質という事なので、ロープとか布とかが切りやすいのでしょうね。あと、筋だらけのステーキとかはナミナミの刃が付いたナイフが切りやすいのは実感しています。
このセレーションを限界まで尖らせたら鋸になるんでしょうね…。たぶん。
キャンプだとロープを切るのに活躍しそうですが、このブッシュクラフトナイフはかなり切れ味が良いので余裕で直刃で切れます。なので、私はまだ活躍させた事が有りません…。
とはいえセレーションが付いているので出来る事が増えそうですね♪
刃が痛んできたら替刃で復活出来るのが最大の魅力です。刃を研ぐが苦手な方にはもってこいですね♪
レザーケースもオプションで販売されているので、カッコ良さもワンランクアップ出来ます。
本格的なブッシュクラフトはちょっと…という方には安いので試しの一本として、魚を〆る程度に使いたいんだという方にはステンレス刃の替え刃式は重宝しますし、結構使い勝手が良いですよ♪
https://borusiti-camp-life.com/olfa-works/
それではまた!
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