収納時は小さく、展開時は様々な場所に展開し、その時々で必要な物を吊るしておける“ハンギングラック”
ハンガーラックやランタンスタンドという名前でも販売されています。
このハンギングラック、有ったら良いのかもしれないけど、「それ、ホントに必要?」
私はそんな風に考えていました。
実際に使ってみて「コレ、有るだけでマジ変わる!」に評価が変わりました。
どんな風に変わるのか、ご紹介します。
・上着や雨具を使わない時の保管場所に困っている方
・焚き火周りや調理場周りがいろんな道具で散らかっている方
ハンギングラック(ハンガーラック)とは?
A型テントの骨組み部分、という見た目のラックです。

メーカーによって若干サイズに違いは有りますが、上記の写真手前が高さ約65㎝・奥が高さ約100㎝です。フックに引っ掛けても隣のフックと干渉しない様、また地面に付かない様に、そこそこの大きさが有ります。
※メーカーによりサイズに違いが有るので、商品サイズはよく確認してくださいね。
パーツはバラせるので、携帯時のサイズはかなりコンパクトになります。

両サイズともに、持ち運び時はそこまで大差ありません。
26㎝の靴と比較した写真ですが、ともに片隅に突っ込んで持って行ける程度のサイズです。
こんなもん、要る?そう思っていた時期が有った、私はバカだった
正直、引掛けるだけのキャンプ道具なんて、要らんやろ?
と思ってました。
姉が持っており、使わせてもらって…自分の浅はかさを痛感しました。
快適さのレベルが変わります。ただ引っ掛けるだけで。ただ引っ掛けるだけなのに。
レべチ(※レベルが違うの意味)です。
引っ掛ける事でどれほどレべチになるのか、以下をご覧ください。
衣服・雨具をかけるのに重宝します
100㎝程の高さのハンギングラックだと、写真の様に上着をかける事が出来ます。

手前の黒い上着は、ブロックテックのコートタイプなので、100㎝では普通に掛けると地面に着くため、このように掛けていますが、パーカー程度の大きさだと、写真の通り掛ける事が出来ます。
※衣類を引っ掛けたいのであれば、出来るだけ背の高いラックが良いです。
この使い方、寒い時や雨の時にとっても重宝します。
雨に濡れた雨具、どうしていますか?どうにもならなくて適当に荷物の上にかけて有る、なんてことは有りませんか?
このラックに濡れた雨具をかけておく事で、そういったジャマな濡れた物たちの居場所が出来上がります。
傘も同じです。
これに掛けておけば良いんです。家だと傘立てが有りますが、キャンプ場には有りませんよね?
防寒着も地味に脱ぎ着が多いと思います。これも着ない時は掛けておく事で、収納時に定位置が出来上がり、着たくなったらすぐに着る事が出来ます。
そういう使い方に、最高です♪
焚き火周りに重宝します
焚き火周りの小物を引掛けておくのにも、とても重宝します。

薪割に使用したハンドアックスやナイフをはじめ、トングを引掛けておくと、火加減の管理などにも便利です。
さらに革手袋もピンチフック洗濯ばさみ等を併用する事で引掛ける事が可能です。
革手袋って、焚き火の際に居場所が無くてジャマではありませんか?これからくべる薪や炭の上、もしくは地面に転がしちゃっている、なんて事はありませんか?
ハンギングラックに掛けてておくことで、「あれ?革手袋、どこいった?」が防げます。
その他、焚き火周りで使用するフライパンやケトルも、穴などが有れば吊るしておく事が可能です。
ハンギングラックは耐荷重はそこまで高くない製品が多い(私が使用しているのは耐荷重10㎏)ので、ダッチオーブンくらい重い物はやめた方が良いですが、フライパン程度なら余裕で掛けれますよ。
調理周りにも重宝します
調理周りに置いて、調理器具を引掛けるという使い方も便利です。

包丁などが入った収納袋を引掛けたり、お玉やダッチオーブンのリフターを引掛けたり、調理場の横に引っかけておいておく事で、調理が捗ります。
下の写真は煮込みの際にお玉を引っ掛けています。

ラック自体は非常に軽い製品が多いので、荷物を引っ掛けたまま持ち運ぶ事も出来るので、今は焚き火中だから焚き火周りに・今は調理中だから調理場周りに欲しい!という時に、簡単に持ち運んで使う事も可能です。
というか、何でも引っ掛ける事で快適になります
うすうす感づいているかもしれませんが、何でもかんでも引っかけて収納する事で、テント周りがすっきりし、超快適になります。

写真は縄跳びを引掛けていますが、縄跳びって…使わない時はめっちゃくちゃ邪魔なんですよね。
子供が遊んだ後なんかは、そこら中に伸びたまま転がってて…。
結んで吊るしておけ~!と言いたくなるんですけど、よく考えたら、家では下駄箱の取っ手とかに吊るしていても、キャンプ場ではそんな風に吊るせる場所って無いですよね?
吊るせる場所って、大事です。
ラックの足のでっぱりも使えます さらにサイドはオプションで…
ラックの足の上側のでっぱり部分も使えます。

写真ではスノーピーク パイルドライバーの先端キャップを引っ掛けています。その他に、カラビナもココに引っかけています。
フックに引っ掛ける程ではないけど、ちゃんと置いておかないと無くなっちゃうような小物を私は引掛けたりしています。
さらにサイドのA型の空間を活用するパーツも販売されています。
ハンギングラックを購入する際にこういうパーツを利用するのであれば、こういったオプションが用意されているハンギングラックを選ぶようにしましょう。
組立は簡単!迷う事は有りません
すべてのハンギングラックが同様の構造になっているかはわかりませんが、おそらく大体は同じ構造だと思います。
NaturehikeとCARBABYは同じ構造をしていました。写真はCARBABYのハンギングラック。
収納袋が付いており、下の写真のパーツが入っています。

骨組み部分は全てショックコードでつながっている為、つながっている部分同士をつなげていくだけでOKです。

ただそれだけで、骨組みは完成します。
後はフックをつけていくだけ。

これで完成。超簡単です。
後はフックに好きな物を引掛けて♪

写真はオレゴニアンキャンパーのペーパーホルダーです。
このペーパーホルダー、ナミナミのネビュラチェーン?というのかな、それが付いているので、そこに2か所フックで引掛けると、コストコのキッチンペーパーが超快適に取り出せるようになります。
スルスルとコストコキッチンペーパーが取り出せる快適さに感動を覚えます。
これも、引っ掛ける場所が有るからできる事です。
引っ掛ける、ただそれだけなのに、有ると無いとでは大きく快適さに差が出ます。
無くてもキャンプは全然できるけど、私の場合、有ると痒い所に手が届く様な快適さが手に入りました。
写真で吊るしているキッチンペーパーホルダーはこちら↓

それではまた!


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